美徳と野望- One step at a time
二千年以上も読み継がれている史上最長のロングセラー、バイブル。どんな内容なのか興味ありませんか?英語で一節づつ紹介しています。貴方なりの解釈で読み解いてください。
「石油の父」と言われる石油王ロックフェラー氏が息子のJohnあてに書かれた手紙集をたまにぱらぱらめくっています、時代は1900年前後
ある手紙は彼の友人である自動車王のヘンリーフォード氏の言葉から始まっています。
"A person without ambition will not accomplish great things" by Henry Ford
確かに野心無くして成功なし、これは誰もが同意しうなずく言葉といえましょう。然しながらロックフェラーはこれだけでは成功への道はありえないと続き筆をすすめます。
目的に向かって誠実に、徳をもって行動すべし。目標・行動・誠実は一貫していなければならない。利他の精神なくして成功なし。
与えられた状況・機会に対し常に神に感謝をしながら生きていくこと
なるほどなぁと大きくうなずけます。野望だけもって、美徳の欠落したプロジェクトは決して成功しない例を幾つも見てきました。自身の経験を振り返っても、無意識のうちに「よこしま」の気持ちが宿っていたチャレンジはことごとく失敗の闇に消えました。
また、宝くじ当選者の約7割が数年後に破産状態になるという統計結果があるとも聞いています。愛は盲目ならぬ金は盲目、社会に還元するなどの美徳の心が虚栄心・貪欲などに乗ってられてしまったのでしょう。徳をもって、行動に一貫性を持ち、感謝しながら誠心誠意行動していく。これがやはりゴールデンルールのように実感しています。
聖書にも沢山の引用がありますが、今日はこちら。"Whatever you do, work at it with all your heart, as working for the Lord, not for human masters, since you know that you will receive an inheritance from the Lord as a reward." Colossians 3:23-24
誰かの為に、自分の為に努力を続けるというのもあるのかもしれないけど、自身の与えられた才能を最大限に活かし誠意をもって高い志に向かって努力を続ける。これは天から与えられた使命だから。これはロックフェラーが息子に宛てた手紙のサマりーです。まさにこの聖書の中の一句と合致していますね。
日本にも同意義の言葉はありますよね。
一生懸命
誠心誠意
真心をこめて
誠意をもって最善を尽くす、これは全国共通、人間として生をうけた以上果たすべき役目なのでしょう!