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ホットクロスバンズ One step at a time

二千年以上も読み継がれている史上最長のロングセラー、バイブル。
どんな内容なのか興味ありませんか?英語で一節づつ紹介しています。
貴方なりの解釈で読み解いてください。

今日はイースターの日曜日、イエスキリストの復活を祝う日です。国や文化によりその習慣は違いますが、特にイースターバニーはイースターの象徴として広く知られています。ウサギは多くの子供を産むことから、生命の復活を祝うシンボルとしてされているようです。

ウサギのチョコレート

卵やウサギの形をしたチョコレートを見かけたことはあるかと思いますが、ホットクロスバンズというのもイースター時に食べる習慣が欧米ではあります。ドライフルーツと多くのスパイスが入っているフルーツ菓子パンのような感じで表面に十字架を象ったクロスがあるのが特徴です(表紙参照下さい)

金曜日に十字架にかけられたイエスキリストを慈しみ、彼の苦しみ、犠牲、死を考えながら自分自身の反省、懺悔、節制を込めて日曜の朝まで断食(Lenten Periodと主に言われます)を行います。そして日曜の朝に復活の祝いとしてミルクや卵のたっぷり入ったこのパンを食べてお祝いするのです。

ところで、朝食のBreakfastってファスティング(Fasting)を壊すという意味であることはご存じでしたか?このホットクロスバンズもFastingの後で食べるわけなのでBreakfastになりますね。

この習慣がいつから行われたのか色々な説がありますが、16世紀の頃にはすでに存在していたようです。イギリスのエリザベス1世女王は、このホットクロスバンズの販売をイースター・葬儀・クリスマス以外に販売することを禁止していたそうです。スパイスが高価だったからなのですかね。

復活の話は新約聖書内の複数の章で語られていますが、今回は十字架にかけられ息を引き取られたところから紹介します。それまでの話は別の機会に!

以前から復活することをほのめかしていたために、息を吹き返すことを恐れていた為政者達はイエスキリストの遺体をしっかりくるみ、墓の前に大きな石を設置、見張りをつけて厳重に警戒していました。

日曜の朝、信徒である二人の女性が様子を伺いに墓地へ伺います。その時、大きな地震が起こり、真っ白い白無垢のドレスをまとった天使が地上に降りてきます。これをみて「ぶったまげて」しまった見張りの番人は恐れをなして逃げてしまいます。そして天使は二人の女性にこう言います。
The angel said to the women, “Do not be afraid, for I know that you are looking for Jesus, who was crucified. He is not here; he has risen, just as he said. Come and see the place where he lay. Then go quickly and tell his disciples: ‘He has risen from the dead and is going ahead of you into Galilee. There you will see him.’ Now I have told you.” Matthew 28: 5-7 NIV

地震によって大きな岩が動き、遺体の設置場所にたどり着くことのできた二人の女性は遺体がいなくなっていることに気づきます。途方にくれて泣いていた一人の女性マリアにむかって真っ白いガウンをまとった人影が現れこういいます。
“Woman, why are you crying?”
“They have taken my Lord away,” she said, “and I don’t know where they have put him.” At this, she turned around and saw Jesus standing there, but she did not realize that it was Jesus.

He asked her, “Woman, why are you crying? Who is it you are looking for?”

Thinking he was the gardener, she said, “Sir, if you have carried him away, tell me where you have put him, and I will get him.”
マリアは会話の相手が一体誰であるのか、気づいていなかったようです。

Jesus said to her, “Mary.” 

Jesus said, “Do not hold on to me, for I have not yet ascended to the Father. Go instead to my brothers and tell them, ‘I am ascending to my Father and your Father, to my God and your God.’” John 20:15-17

この"yet ascended"という部分は、まだ完全に昇天することになっていない。ということを意味しています。人々の罪をすべて背負い被ってこの地上から抹消されてしまったイエスキリストは3日後に復活、これは自分の為に復活したわけではなく人々にメッセージを伝えるために、一旦戻ってきたというわけです。

こののちイエスキリストは40日間地上に存在し、そしてその後に神様の元に昇天されました。

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