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イスラエル⑦家督争い One step at a time

二千年以上も読み継がれている史上最長のロングセラー、バイブル。
どんな内容なのか興味ありませんか?英語で一節づつ紹介しています。
貴方なりの解釈で読み解いてください。

前回はアブラハムの息子であるアイザックの嫁探しの旅の話でした。

美しいお嫁さんを見つけたアイザックとレベッカの間には双子の男の子が産まれます。初めに世に出た第一子が家督を継ぐならいとなっており、初めにお目見えした、毛むくじゃらの真っ赤な顔をした赤子はイーサと名づけられました。そしてイーサに毛をすべて持っていかれたのか、つるつるの肌をした二番目の男子はジェイコブと命名されました。

二人の息子たちはすくすく成長し、イーサは狩の名人となり、常に野外にでては獲物を獲得するような毎日を過ごしていました。一方で弟のジェイコブはあまりこうした野外での活動は好まず静寂で平和なテントでの生活を好んでいました。

ある日、ジェイコブが赤いレンズ豆のシチューを作っているところへイーサが狩りから舞い戻ってきます。「あー、もう腹ペコで死にそうだ、そのうまそうなシチューをわしにくれ」とジェイコブに懇願します。そこで、すかさずジェイコブはイーサに言います。「家督の権利をこのシチューと交換に僕にくれるのなら今すぐあげるよ」シチューのことで頭がいっぱいのイーサはすぐにジェイコブの前で家督権利を譲ると宣誓します。

それから幾年かの月日が流れ、イーサはヒトタイト族の女性と結婚をすることになります。これが両親(アイザックとレベッカ)の胸を永遠に傷めることになるとは誰も知る由がありませんでした。。。

いよいよ、アイザックも人生の終焉を迎え、家督を正式に継ぐ日がやってきます。アイザックの身体の老化はかなり進行しており、視界も曇った状態でした。

ある日、アイザックはイーサを病床の元で呼びます。
Isaac said, “You see that I am old and may die soon. Take your bow and arrows, go out into the country, and kill an animal for me. Cook me some of that tasty food that I like, and bring it to me. After I have eaten it, I will give you my final blessing before I die. Genesis 27: 2-4

イーサのお嫁さんとの問題もあり、イーサよりジェイコブに家督を継がせたいアイザックの妻のレベッカはこの話を聞いて、次男のジェイコブを呼びつけこのように言います。
Go to the flock and pick out two fat young goats, so that I can cook them and make some of that food your father likes so much. You can take it to him to eat, and he will give you his blessing before he dies. Genesis 27:9

狩りでは時間がかかるけど、納屋にいるヤギの方が手っ取り早い。。。
イーサが狩りから戻る前にすり替えをしてしまおうというのが母親レベッカの魂胆だったのですね。。。しかし、さすがに良心の呵責を感じたジェイコブは母に対しこのように答えます。

But Jacob said to his mother, “You know that Esau is a hairy man, but I have smooth skin. Perhaps my father will touch me and find out that I am deceiving him; in this way, I will bring a curse on myself instead of a blessing.
Genesis 27:11-12

さあ、この母親の企んだすり替え計画はどうなるのでしょうか。。
続きは次回で!

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