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夜を越えた先は夜。

体調が悪い、継続して悪い。こんな状態になっているのはいつぶりだろうと考えてみるけど、多分高三の秋から冬にかけて以来な気がしている。短期決戦、重い症状が出て数日間ベッドで苦しみながら少しずつ回復していくならまだいいのだけれど、体は動くし風邪をひいている感覚はほとんどないのに何故だか時折咳が出るし、頭も痛くて嫌な気分だ。息切れも続いているし、先週軽いコロナに罹ったものが長引いていると思いたいけれどなんだかそんな感じがしない。少し不安だ。


さて本題なのだけれど(ちなみに本題というほどのものはない、殴り書き。)、夜あまり眠れないという人はそこそこいると思う。俺も大概その連中の一部に属していることはなんとなく分かっているけれどひどい人はもっと大変な思いをしているのだろうと思う。自分のように体調の悪さを嫌に強く感じてしまって疲れているのに中々寝付けなかったり、はたまた精神的な問題で不安を感じて寝れなくなってしまったり、まあ色々要因はあると思う。今日も1人そういう話をしてきた人がいた。残念ながらこれはあんまりすぐ治るものじゃない、人にどうこう言われようと眠れないものは眠れないから。だから君は大丈夫だとか、朝はくるとか安易なことを抜かすなと思っている。朝を迎えたら最後、眠れたのかという気持ちの前に、今日もまた夜がやってくるとそう思うのだから。理想を夢見る時間はとっくのとうに終わってるし、なんなら始まってすらいないんだから。


そういう気持ちを踏まえて、アンビエントやノイズ、シューゲイザーが好きだ。シューゲイザーに関してはSigur Rosくらいしか聴いてないし、そもそもシューゲイザーか怪しいところではあるけれど。。ノイズは最近なんかドイツの名前忘れた人のやつがすごい意味わかんなかったんだけど、夜聴いたらすごい心地良くて目を瞑って30分(これで1曲!舐めすぎ!)よく分からない感覚の海に潜っていた。

何が言いたいかというと、夜を越えたら夜が来るっていうのは眠れない時間が辛い人からしたら絶望そのものなわけで、ただアーティストは時折それを投げかけてくる。「夜は来るぞ、お前に逃げ場はないぞ」って感じでね。ただその先の答えは絶対与えてくれない、安易に立ち向かえなんて絶対言わない。だから俺の出した答えはこうです、「諦めよ〜っと。」

夜1人でぼーっと、何もできずに夜に飲み込まれることが悪いことだっていう変な感覚が俺たちをおかしくさせてる気がして。諦めるとは言ったけど、言い換えると受け入れてみるって感じ。俺たちは起きてれば色々考えることが出来るから、それは悪いことも良いことも両方。無音が心地よければ無音と自分の哲学を溶け合わせてみれば良いし、無音に圧迫感を感じるなら俺みたいに音楽とも呼べないような音の羅列に身を任せてみればいい。幽体離脱じゃないけど、どこか遠いところから自分を見てみるとなんかフワフワ、過去も未来もなんだかよく考えられる気がするから。友達は寝れてるのに自分だけとか思うんだったら、今それを考えられてるのは自分だけなんだっていうその感覚を持てばいいと思う。

別に夜は敵じゃない、だから毎日やってくる。

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