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山はソロとグループどちらが良いのか

山が好きだ。

数年前、連れて行かれた白馬八方池で目の前に白馬三山を見た時からハマってしまった。

とはいえ、なかなか毎週登山などは出来ないのでお気に入りの山を何度も季節を変えて登ったり、時間を見つけて新しい山に挑戦したりしてきた。

基本ソロだ。

ぼっち登山と呼んでいる。

危ないんじゃないか?と聞かれるけど、登山届提出、GPSアプリ、山岳保険加入をした上で日帰りでも一泊ビバークは出来るくらいの荷物は持って登っている。後は、ソロなので疲れてたら無理しない。危ないと思ったら引き返す。下りの時間を守る。を徹底している。ピークはあまり興味がなく、山にいることで満足するタイプであり、メジャーどころを選んで登るので基本道迷い等は心配がない。

こんな登山スタイルなので、1人が気楽なのだ。

そんな私も、たまに連れて行ってと言われることがある。1人くらいならまぁたまにならいいかと思う。そんな風に言ってくるタイプは体力もあるし、何より気のおけない友達が多いので何でも言えて楽だ。
しかしグループは違う。ペースの違う人間を3人以上なんて無理だ。山で人の面倒を見れるほどの登山レベルではない。

この間、たまたま8人で登るグループに誘われて行ってみた。わいわいと賑わう様子はいつも遠目に見ているグループ登山のそれで、そこに自分がいることが不思議だった。
しかし、とにかく長い。トイレに行くにも、行きたい人いますか?からの誰々がまだ戻ってない。などで5分以上かかる。
列も延びる。最後尾の人が見えなくなるためちょこちょこと休みつつ登る。
これはなかなか大変だと思った。

だが、ふと瞬間の会話が出来ることや一緒に山頂へたどり着いた時仲間がいるというのは良いものだ。喜びを分かち合える人たちをいつも羨ましいなと思っていたが、こうして自分もグループで来ると思わず山頂ではしゃいでしまう。

下りながら、グループの1人と話をしていた。その人は今度はソロで来ようかなと言った。
気持ちはわかる。私も次はソロで行こうと思っていた。

良いですね。ソロも楽しいですよ。と言っておいた。

ソロはソロの良さがあるし、グループはグループの楽しさがある。
写真を見返す楽しさは、グループの勝ちだ。今回の登山写真は何度も見ている。

しかし、次回はきっとソロで行くだろう。

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