松本人志の活動休止でテレビ界への影響はどうなるのか

緊急でnote書いてるんですけど(一度は行ってみたかったセリフ)

さて正月気分も抜けてきたぐらいに突然飛び込んできたこちらのニュース

松本人志さんの活動休止に関して考えていこうかなぁと思います。

結論

「ガキの使い」は相当な影響を受けそう。逆にいえば他の番組はなんとでもなる。

コンビのレギュラーは浜田さんがMCをやっているケースが多いですし、単独の番組もMCの相方やサブMCが優秀なケースが多いので企画先行の番組はキャスティング変更でなんとかなる。

お笑いの審査員に関しては象徴として名前を置くという場合が多かったのでいないならいないで最悪なんとかなるかも。「どうせなら前に噛み付いていた中田のあっちゃんにでもやらせれば良いのでは?」というのが私見です。

島田紳助氏との違い

かつてこの大影響を与えた芸能人といえば島田紳助氏でしたが彼と松本人志氏の違いは完全に「MCが番組の企画や構成についての影響力をどれだけ持っているか」の違いになります。

島田紳助氏が引退直後に生き残った番組と終わった番組を比べるとわかります。

生き残った番組
行列のできる法律相談所(日本テレビ/2002年 - )
開運!なんでも鑑定団(テレビ東京/1994年 - )
オールスター感謝祭(TBS/春・秋の年2回特番)
人生が変わる1分間の深イイ話(日本テレビ/2008年 - 2022年)

終わった番組
クイズ!ヘキサゴンII(フジテレビ/2005年 - 2011年)
クイズ!紳助くん(朝日放送/1993年 - 2011年)
紳助社長のプロデュース大作戦!(TBS/2010年 - 2011年)

上の番組と下の番組の番組の違いは明らかに「MCである島田紳助氏の意向がゴリゴリに番組に反映されていて実質的なプロデューサーを務めていた番組だったか」ということです。そして下の番組たちは紳助氏がいないと機能不全に陥ってしまう番組ばかりだったから終わったということです。

この視点で今回の松本人志氏の番組を当てはめると・・

コンビのレギュラー番組
水曜日のダウンタウン(TBSテレビ系)
ダウンタウンDX(読売テレビ制作・日本テレビ系)
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!(日本テレビ系)

コンビの特番
キングオブコント(TBSテレビ)2008年 -
ドリーム東西ネタ合戦(TBSテレビ)2014年 -
お笑いの日(TBSテレビ)2020年 -
お笑いアカデミー賞(TBSテレビ)2021年 -
ダウンタウンvsZ世代 ヤバイ昭和あり?なし?(日本テレビ)2022年 -

単独のレギュラー番組
クレイジージャーニー(2015年 - 2019年、2022年10月 - 、TBS)- MC
探偵!ナイトスクープ(2019年11月29日 - 、朝日放送テレビ)- 3代目局長
人志松本の酒のツマミになる話(2021年4月2日 - 、フジテレビ)- MC
まつもtoなかい(2023年4月30日 - 、フジテレビ)- MC

単独の特番番組
M-1グランプリ(朝日放送テレビ)- 審査員
人志松本のすべらない話(2004年 - 、フジテレビ)
IPPONグランプリ(2009年 - 、フジテレビ)
審査員長・松本人志(2020年9月5日 - 、TBS)- 審査員長
まっちゃんねる(2020年10月24日 - 、フジテレビ)
キングオブコントの会(2021年6月12日 - 、TBS)

該当するのは太字にした3番組だけで、そのほかの番組は冷静に考えると「頼られるから象徴として名前を使ってる」という番組が非常に多いということです。

つまり今芸人・松本人志を発揮している番組がレギュラーではガキ使オンリーで、それ以外の番組はテレビタレント松本人志として出ていると言っても過言ではないのかもしれません。

個別に見ていってもレギュラー番組については水曜はVTR中心、DXはゲストトーク中心の番組ですのでMCの浜田さんさえいれば数ヶ月の不在ならなんとかなるでしょう。

クレイジージャーニーもVTR中心の番組でMCが設楽さん・小池さんペア、まつもtoなかいはゲストトーク中心の番組で中居くんがいるし、酒のツマミも大人数ゲストトーク中心の番組で助さん格さん枠芸人がそれぞれ単独でもMCできる方々なので代打として十分に回せる。ナイトスクープは過去局長代理で番組を進行した経歴もあるし、なんなら先代(西田敏行さん)もまだ存命+引退していないなのでこれを機に緊急登板ってしても面白いのでは?と思うぐらいです。

特番の審査員長・松本人志、まっちゃんねるに関しては別に騒動落ち着いたらやればいい系の番組ですし、キングオブコントの会は最悪代打として浜田さんが参戦すればそれはそれで話題になるでしょうし制作はできると思います。

と、冷静に考えていくとやはり影響が大きいのはガキ使としばらく放送自体がされていないIPPONグランプリです。
IPPONは企画自体のシンプルさからマンネリ感もあったのでチェアマン交代の上継続かリニューアルか終了かの択が出てくる可能性は十分にあると思います。

象徴として一言喋るだけで面白いから重用されるタレント

それが今の松本人志氏なのかもしれません。それが忖度で笑ってるのかそうじゃないのかはこの際置いておいてそういう空気を作り出せるタレントだからこそここまでの影響力を持つようになったのかもですね。

そう考えると別に松本人志氏がいなくても企画自体は成立する番組が多く、本人が企画構成を務めているガキの使いのみが苦境に立たされて、先ほども言ったように他の番組はそんなに影響を受けないのではないかと思います。

ただ、会社も全面バックアップする闘争へと発展したのでガキ使もなんとか総力をあげて存続をさせていく流れに持っていくのかなと思います。

本人的にはこれで番組が減ってもいいと思っているのでは?

ただ、テレビとしてもいないかもしれないタレントを当てにするわけにもいかなくなるのでこれを機に新スターを発掘するようにはなるんではないかなと思います。

それはそれでテレビにとってはいいことだと思いますし松本人志氏個人も「これで番組が減るなら仕方ないしなんなら減ってもいいのでは?」と思っている感はあると思います。

かつて視聴率100%男と言われた萩本欽一氏も休業を挟んでからは舞台などテレビとは距離をおいていますし、古くは上岡龍太郎氏や大橋巨泉氏も頃合いを見てテレビから去った伝説的なエピソードがあります。

ただ、最近では明石家さんま氏が引退撤回するなど「死ぬまでテレビに出ることを求められている」タレントが増えていっている一方で新陳代謝が図られていないという批判もあります。

自身の不祥事?というか密告?から始まった騒動ですけど、これを機に時代が変わるなら受け入れる器量があるのも彼だと思うので裁判の結果がどうであれ2024年のテレビ界が大きく動く可能性はあると思います。

中田のあっちゃんよなんなら今がチャンス

さて、以前大手を振って松本人志氏へ噛み付いていた芸人さんいますね。

あっちゃん!今ならテレビ界に戻ってきて地殻変動を一気に見ることができるかもしれないですよ。

需要があるかは知らんけど。(超無責任)

なんかいろんなことが動きそうな2024年。まだ1週間なんですよ・・・?このペースで行ったら疲れますって。

というわけで何かあればコメントまで

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