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WACATE に参加してきた(2回目)

こんにちは!Azukaritai の村穂です。
皆様は WACATE をご存じでしょうか?
WACATE とは "Workshop for Accelerating CApable Testing Engineers" を略したもので、若手テストエンジニア向けの勉強会になります。

年2回(夏と冬)開催されるのですが、前回初めて参加した 2022年冬の会がとても楽しく勉強になったため、2023年夏の会にも参加してきました!

この記事では、参加してみた感想や特に学びになったことをゆるゆると書いてみようと思います。

感想ベスト3

(予想通り)参加して良かった

WACATE は2日間のワークショップです。平日の疲れを癒す間もなく土日にワークショップを行うのはなかなかハードスケジュールだと思います。しかし、大変ではあるものの、WACATE で得られる経験や知識や出会いはその後の活動やマインドセット大きな影響を及ぼします(自分はそうだった)。休めないつらさはあるものの、それ以上のメリットがあり、自分は参加してよかったと思いました。あと、WACATE 二日目は16時くらいに終わるので、実はちょっと休めます。

普段は繋がれないようなスゴイ人と一緒にテスト活動が出来て刺激的だった

twitter などで QA やテストに関して有益な情報や示唆に富んだ発信されている方が WACATE 実行委員や WACATE 参加者の中におられ、そういった方と直接お話ができたり一緒に手を動かすことができて、とても刺激を受けました。自分とは違った角度から QA やテストに関して考えを持っていたり、深めたりされていて、世界が広がりました。

似た境遇の人と繋がれて同じ課題について議論できる仲間が増えた

QA ・テストをする役割を担っている者同士でも、立場や境遇が異なっていれば、取り組み方は違ったものになります。自分の立場や境遇でのベストプラクティスはネットで調べても出てこず、自分で答えを出す必要があります。この作業は普段は孤独な取り組みになりがちですが、WACATE では様々な方がおられて、自分と似た境遇の方もおられるので、そういった方とワークショップ中に議論できたり、WACATE 後も繋がりが作れたのは勇気をもらえました。

特に学びになったこと

(テストとは関係ないですが)チームビルディングがうまくいくとパワー出る

チームビルディング中に作られたもの

WACATE のワークショップはチームで取り組むスタイルでした。チームメンバーですが、WACATE に参加しているという時点で休日をつぶしてまでテストを学びたいという志が一同揃っており、かつワークショップに取り組む前にチーム間で「どんな雰囲気で進めたいか?」「そのためにどんな行動をとるか?」というチームの足並みを揃える時間があり、それらのおかげでワークショップ中、課題に集中して取り組みやすくなったり、お互いの強みや知識を引き出したり、組み合わせやすくなった気がしました。

またチームメンバーには以下のような方がおられたのですが、こういった方々が揃っていると、自分一人ではたどり着けないところに行けることを実感でき、重要なポジションなんだなと再確認できました。

  • 話を立ち返らせてくれる人

  • わからないことをわからないと言ってくれる人

  • 専門知識を駆使して問題解決の道筋を見つけてくれる人

デシジョンテーブルの使い方

ワークショップ中に作成したデシジョンテーブルとテスト分析結果のメモなど
チームメンバーと議論する際に使われたホワイトボード

普段の業務ではデシジョンテーブルの使い方で困ったことはありませんでした。しかし、なぜ困らないのか(特に問題なく使えているのか)はよくわかっておらず、WACATE のワークショップ中、普段とは異なるシチュエーションでデシジョンテーブルを使おうとしたところ上手くいかず躓くということがありました。その後、WACATE 実行委員の方やチームメンバーのサポートを経て、デシジョンテーブルはどのように使えばいいのか、どういう使い方をすると失敗するのかを知ることができました。

  • 条件に漏れがあると効果がない

  • 例えば境界値分析など、求めている条件-結果以外のテストをまとめてディシジョンテーブルに含めようとすると組み合わせ爆発が起こるので避ける

知らないサービスのテストをするときのアプローチ

当たり前といえば当たり前の内容かもしれませんが、改めて人から説明をしてもらったことで、こういう手順で進めていくと手堅い。と思い返すことができました。

  1. 知らない用語の意味を調べる

  2. テスト対象の特徴・モデルを理解する

  3. テスト対象を構造化する

構造化のメリットは、全体を俯瞰しやすくなる、議論しやすくなる。
大事なのは入力したものが出力されるまでの中身を知ること。
構造化の手法には Tiramis、よもつよメソッド、HAYST法などがある。

最後に

WACATE に興味を持った方へ、WACATE にはテストエンジニアだけでなく、プログラマーやエンジニアも参加されていたりするので、興味ある方はポジションに関わらず気軽に参加するのが良いと思います!(あと、別に35歳以上でも参加はできます)。僕以外の Azukaritai メンバーもぜひ参加を検討してみてください。

WACATE のワークショップで利用された資料は一部公開されています。興味がある人はご覧ください。
https://wacate.jp/assets/ 




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