手縫い~ひと針に宿る魂、縫い目は語る、よってこれまた芸術
世にも珍しい聖母マリアさまのような一部の"世一マニア"の間では知られたところかもしれない。知らない人は全く知らず、どうでも良い人にとってはどうでも良い話となるだけのことなのでした。それで書かせて頂くなら、こんなわたしにあってすら、幾つかの趣味がある。磯釣り、畑、麻雀、お絵描き…お料理________そんな中、今現在、最も身近にある趣味がレザークラフト。
元来、皮革製品が好きであり、GANZOやCOCOマイスター、板垣など好きなクラフトメーカーがある。5年ほど前からだろうか、スキが高じて自分で作るようになった。随分あれこれ作った。
自分で作るのであるから当然一点ものになるわけです。
わたしにとってレザークラフトの良さを一言で書くのなら「一心不乱」となる。一切の想念・雑念を捨て去り、穿たわれた菱目にひと針ずつ糸を通す。 "そんなこと……"と思われるかもしれぬが、雑念が多いと手縫いはそれが縫い目に出るのです。機械縫いとは明らかに違う処。3mm程度の間隔に穿った菱目。革の硬さ、材質、厚みそれぞれに個性がある。
綺麗な縫い目に仕上げるためには、この菱目打ちが急所でもあるわけよ。
このところ、書く方と読書ばかりに時間がとられ、なかなか縫いを楽しむところまではゆかないものの、この数日、盛んに頭の中で縫いの練習風景の映像が流れる。たぶん煮詰まっているのだろう。時間を見ながら縫いを楽しんでみたい。
例えば上の写真に関して申し上げれば、本来、一番下のオリーブの縫い目が正常なのだが、これにしてもまだよろしくないわけです。縫い目は一見揃っているが、全体に革の引き攣れが目立つ。特に、ソフトレザーの場合は、糸の引き具合が難しく、チョイと力加減を間違えるとヨレがでる。
一番上は、逆針のまま最後まで行った結果だが、菱目のテンションやバランスも不揃いだ。
爬虫類を毛嫌いされる方もおられるだろうが…… またれよ。
何を作るかによるのであり、どのように作るかにより見せる表情は変わる。
ちなみに申し上げると、クロコもリザードも、チラリが良い。品が良い。
どやねん ! ! はそちらの皆さんにお任せするとして、一般人はチラッが良い。
「おっ ! ! 良いものもってますね !」
「なにを仰いますやら~ まぁ、好きなものですからね、こういうの」
「ほぉ、どれどれチョット見せて頂いても良いですか ?」
「まぁ、マネークリップですからねぇ、どうぞどうぞ」
「……これは ! ! 一枚革をセンターから贅沢に ! ! 一点ものですな ?」
「あっ!? そうなんですか ? 恥ずかしながら、そんなことも知らずに……」
なんてやり取りがあるかどうかは知りませんが
ものを考えたくない時などはレザークラフト、中々のめり込めるのであるヨ。とくに鬱っ気が出ているときなどは入り込めるからね、良いのだわ(笑)
そうだ、Bookカバーを作ろう ! !
世一
あのね、ほんとうは磯釣りと畑仕事がしたいのね。
だから、海が近くにあって、チョットした農地があって、朝は畑仕事して朝食を食べたら13:00まで小説書いて、昼から15:30までレザークラフトして、夕方には海でおかずを釣って、夜ご飯は釣った魚を料理して、遊びに来てくれた人に振る舞い乍ら、ゲラゲラ笑いながら、まあじゃんやオイチョカブでもして遊び、季節の野花を生ける________そんな暮らしがしたいのだわ。
ね、枯れてるでしょ(笑)
もうね、枯れてるのよあたしレベルwww
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