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【WSET diploma対策】第10回 親のDiploma受験が、なぜ子どもの教育や受験に役立つのか【教育篇】

WSET Diploma受験生向けのワインコーチのアズアズです。このnoteは、こんな受験生に向けて書いています。

・ワイン業界で仕事をしている人
・子育て中で自分の時間を確保するのが難しい人
・アウトプットが苦手な人
・英語が得意ではない人
・不器用な人

子育てをしながらのDiploma受験は大変ですよね。

私はDiploma4年目(最終年)の時は、
次男は3歳で保育園へ、
長男は小2で放課後は学童でお世話になっていました。

当時はインポーターで出荷や請求書業務を担当していて、
ボジョレーヌーヴォーの時期などは、
あまりにも忙しくて記憶が飛んでいます(笑)

なんで人生で最も忙しいであろうこんな時期に
Diploma試験に挑戦したのかと
自分の決断を自分で何度も呪いましたよ^^

でもね、大変な状況の中でしたが、
挑戦して良かったんです。

それは最終合格という結果がついてきたから
と言う方もいるかもしれませんが、

親がやりたい勉強を必死にやっている姿。
親が自ら学びたくて学ぶ姿。
親が時には失敗する(不合格になる)姿。

長男は低学年の時に
そんな親の背中を見ながら育ちました。

それは絶対に無駄ではなかったし、
あとから考えるととても大きな教育的効果がありました。

そして、春休みのある日、
長男が私のすぐ目の前にいる時に、
メールで最終合格通知が届きました。

どうせ今回もダメだった。
もうDiplomaなんて受けない。

そう思いながらメールを開くと
それは合格通知でした。

私はそれまでの努力が報われた喜びと安堵感で
しばらく泣いていました。

長男はその時に母が嬉し泣きをした姿を、
鮮明に覚えているそうです^^

そして、その数ヶ月後には、長男を伴って
ギルドホールの卒業式に出席しました。

さて、Diplomaで出題されるのは、
正解のない問題ばかりです。

学んだことを言語化するのが苦手でも
自分の意見を持つのが苦手でも
主体的に学ぶ姿勢が必要となります。

そしてそれは、未来を生きる子どもたちに
求められている姿勢です。

・正解のない問いに向き合うこと
・自分の頭で考えること
・自分の意見を持つこと
・異なる意見が相手でもその人を尊重しながら自分の意見を正確に伝えること

Diploma合格に必要なスキルは、
実は今の子どもたちが受験や社会で求められることと
同じなのです。

Diplomaの受験勉強を通して、
非認知能力を養うことができます。

JSAのソムリエやワインエキスパートの試験が
認知能力(学力検査で測定できる能力)を測る試験だとすれば、
Diploma試験では非認知能力を測る試験とも言えるので
ないでしょうか。

今後、大学に限らず、日本の入試の主流は
総合評価制度である「総合選抜型」になると
言われています。

すでに複数の有名大学では
総合選抜型入試に移行しつつあります。

ペーパーテストの点数だけではなく、
学ぶ力を総合的に判断・評価されるスタイルです。

つまり、テストの成績だけではなく、
知能や技能、学びの意欲、思考力、判断力、表現力、人間性などを
総合的に身につけてほしい、という時代に変わってきています。

私たちが高校や大学に入った頃とだいぶ形式がちがうので
親としてアドバイスをするのに戸惑ってしまうかもしれません。

出題者はなにを聞いているのだろう。
この大学はなにを必要としているのだろう。

でも、Diploma受験で鍛えた考える力、アウトプットする力を
持っていれば、お子さんの受験も怖くありません。

むしろ、お子さんのメンターとして強力なサポートが
できるのではないでしょうか。

実際に、私の長男が高校受験をする際に、
小論文と自己PR動画を提出する必要があり、
DiplomaのD6試験のAssignmentに取り組んでいるような
感覚でしたよ^^

総合評価が重視される非認知スキルのような
目に見えない子どもの個性や資質を見出し伸ばすために
欠かせない存在が、家庭であり親御さんなんです。

優秀な人が必ずしもDiplomaになれるわけでは
ありません。

暗記型テストで良い点数が取れるからといって
Diplomaになれるとは限りません。

自分の頭で考えて自分の意見を持ち
それを言語化できる人がDIplomaになれるのです。

人と比べない、比べてもめげない人、
あきらめないでやり遂げる力、そして
ある程度のスルーできるしなやかさも必要となります。

何よりも、自分軸を持ち続けることが大事です。

その真実にたどり着いたときに、
Diplomaは子どもを持つ親にとても役立つ試験だなと
感じたのです。

今後、日本の教育や試験の形式は
Diplomaのスタイルに近づいていくと
私は思っています。

ぜひ、ご家庭でお子さんとたくさん話を
してくださいね。

親子の日々のコミュニケーションが
これから未来を担う人たちに必要な
非認知スキルを伸ばしてあげることに
つながるのです。

あなたはDiploma受験を通じて、
最先端の学びをしているのです!

どうか誇りをもって
引き続きがんばってくださいね。

応援しています。

良かったらこの記事の感想を聞かせてくださいね。

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