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研究に必要なこと

ちょっと今日は真面目な内容を書いてみる。私は一応研究者の卵なので日々、セミナーなどで他の人の研究を見たり、聞いたりすることが多い。そのなかでちょっと思ったことをまとめてみたい。

研究のプロセスって何段階もある。人によって分野によっても順序は違うと思うけれど…。今の私の現状で思ったことを書く。

1、アイデア探し。世の中に起きている事象や既存文献からこれまで解明されていない問いをまず見つける。

2、実際にその問いが本当に研究する価値があるのかを他の人に聞く。もちろん聞かない人もいると思う。この他の人に聞く作業は、アイデアをいかに人に売るかにもかかってくる。いくら面白い映画を作っても、トップアクターがそこにいない限りは、広告がかっこよくなかったら誰も見にこないのと同じ。かつ、一人で研究するのは作業量もToo muchだし、孤独だしで共著者がいる。共著者探しにもこのプロセスは必要だと思う。

3、問いに基づいて仮説を立てる。仮説も書き方でかなり印象が変わる。

4、Empiricalなリサーチをする場合、データを決めて集めて加工して回帰分析する必要がある。このデータ集め、加工も結構時間がかかる。プログラムも知っている必要があるし、統計についても知らないといけない。グラフを書くならどういうグラフだとわかりやすく説明できるかも考える必要がある。

5、書く作業。ここでもイントロでどのような例を使用し、分かりやすくポイントを押さえてアイデアを売ることが出来るかがポイントになる。同じ事象でも使用する理論が変わると、読み手はそれはおかしいと必ず言ってくる。自分のアイデアがハマっている理論で説明出来ているかはかなり重要。

6、発表する。発表はアイデアを売る能力が本当に必要。あと、素敵な絵が描けるかも。昨日、友人の発表を見に行った時に、アイデアはまだ固まっていなかったけれど、図が綺麗で超褒められていた。絵心が必要です。

7、自分の関心に正直になる。きっと他の人は辛らつなコメントをたくさん言ってくる。そんな時に、私はこのアイデアが大好きって思えなかったら超苦しい。他の人は違うPerspectiveを与えてくると思うけど確固たる自信のアイデアは本当に必要。

8、体力、精神力、英語力、持続力、自走力が必要。研究は自分で時間もお金もマネジメントする。時間も体力もかかる。英語で書き発表するなら英語力も。自分でデータ処理する力。パソコンと友達になることも。誰もこうしなさい、ああしなさいって言ってくれない。共著者がいたら、もちろん話し合って決めるけど、共著者と仲良くできる力もいる。共著者がおかしい方向に行ってたら止める力、自分が間違っていたらごめんなさいと言えるかも。海外の学会に行く場合、時差とも戦いになる。体力は絶対必要。

まだTeachingをしたことがないから何とも言えないけれど…。研究の仕事ってこれの繰り返しかな。いかに飽きずに続けられるかも本当、私自身知りたい。私の大学機関はAクラス論文書いたらボーナスが出て、周りも一生懸命仕事してるから仕事するんだろうなと思う。周りの影響もかなりあると思う。プレッシャーになるからね。もちろん、科学的な貢献をしたい人もたくさんいると思う。

自分はどんな人になるのか未だに未知だけど、研究者の卵の私が思った研究に必要な能力ってこんな感じかなと思ったからまとめてみました。備忘録もかねてね。




10分間で日々思うことを書けたらと思い始めました。