【もうぬげない】ヨシタケシンスケ を読んで
我が家には、リビングに絵本棚があります。
よくある3段のカラーボックスに、大きさや幅が違う様々な絵本が無造作に入っている。
最初は1つのカラーボックスだったのが、
絵本が増える度に買い足して、今では3つのカラーボックスに増えている。
もう足りなくて、新たに1つ本棚を増やそうかと思っている。
絵本の高さやジャンル別などに分けてキレイに揃えて入れるよりも、1番読まれているのが取りやすい場所にあったりします。
我が家はそんなマイペースな絵本棚です。
子供も大人も好きな時間に好きなタイミングで読めるようになっています。
絵本は自分との対話時間。
さて。
[大人のための絵本屋さん]
その名の通り、大人のために絵本をご紹介したいと思います。
子供向けの絵本でも、心に響くような絵本はたくさんあります。
大人だって、子供の時があったのだから。
読んでる間は、大人とか関係なく、
自分との対話の時間となってほしい。
子供の頃に読んだときと、いま読んでみると、
捉え方も違ったりする。
絵本を読むことは、童心に戻れる時間なのだ。
それは心地よい時間なんです。
記念すべき1回目の絵本は↓↓↓
皆さん、ご存知の ヨシタケシンスケさんの作品。
【もうぬげない】
第9回MOE絵本屋さん大賞1位にもなっている作品です。
お母さんのせいで服が引っかかる
ぼくは、服が身体にひっかかって脱げなくなってしまった。
この先このままだったらどーしよう。。。と、子供ながらに色々なことを考える。
何でも自分でやりたい!という、
こどもの気持ちと、
早く服を脱がしてフロに入れたい!という、
ママの気持ち。
どっちも理解できるんだよなー。
服が脱げなくたって生きていける
ぼくは、この先服が脱げなくても、どーにか生きていけると思った。
うっすら景色も見えるし息も吸える。
猫と仲良くなれば同盟を組んで、外も道も案内してもらえる。
同じように脱げない子と出会って友達になれるかもしれない。
脱げなくても生きていけるぞー!!!
ぼくの思考は、大人の私からしたら[あっぱれ]
そんな風に自由に発想できる脳みその柔らかさ。忘れていたなーと反省。
やっぱりお母さんには敵わない。
ぼくはお腹がちょっぴり冷えてきた。
お母さんに手伝ってもらおうかな、、
いやいやいや。
悔しいから自分で脱ぎたい。
転がったり、踊ってみたけど脱げない。
しまいには、ズボンを先に脱いでみちゃう?
と、脱いだは良いけど、余計に手足が不自由に。
そのうちお母さんに見つかり、簡単に脱がされてしまうというオチ。
結局は、お母さんには敵わない。
ほんとは自分のことは自分でやりたいのになー
まとめ
大人からみると、子供ってなんでこんなことがわからんのー?っていうことを平気で繰り返します。
ついつい、手出し口出ししちゃうんだけど、
子供はまだ経験値が浅い。
そーやって失敗とか悔しい気持ちを体験して、身につけていくんだと思います。
あえて、服が脱げなくなっちゃうこともひとつの経験。決して失敗ではないんですよね。
脱げなくなったときも、一瞬【ヤバい!】と不安になるけど、【どーにかなるさ】と開き直るところは、大人でも見習いたいとこです。
考え方次第で未来は何だって変えられる。
大人になると我慢しがちだけど、
この、僕のように、プラスに考えていける思考になりたいと心から思いました。
でもこの絵本にはオチがちゃんとある。
そこはさすがのヨシタケ作品でした。
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