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【おいもをどうぞ】を読んで。


2回目の【大人の絵本】へようこそ✨
いま、まさに秋の季節なので秋になると
食べたくなる食材。

さつまいも🍠

今回はこの、さつまいもさんを題材にした絵本のお話し。
いもとようこさんの絵が、より優しい気持ちになります💓

今日の絵本はこちら
「おいもをどうぞ!」

簡単なあらすじ


くまさんの畑で、さつまいもが沢山とれた。
積み上げたさつまいもを見て、
『一人で食べてはもったいない。お隣の豚さんにお裾分けしよう』

そうして、豚さんにお芋を分けて
『ありがとう』と喜ばれた。

豚さんもまた、お隣のタヌキさんにお裾分け。
タヌキさん→うさぎさん→ねこさん→ネズミさんと、少しづつお裾分けの輪が広まり、
ネズミさんは、半分こしたさつまいもをくまさんに渡すのである。



くまさんから始まったお裾分けが、またくまさんに戻ると言う、なんともホッコリなお話し。



「どうぞ」「ありがとう」の文化。幸せのお裾分け


お裾分けって、昔はよくあった文化だったように思うけど、今はご近所付き合いも軽薄なので難しいところがある。
逆に迷惑がられるかな?とか、真っ先に頭をよぎる。
共働きのご夫婦だと、居る時間もわからなくて、ピンポンしても出ない可能性あり。
何度も行くのもご迷惑だよなーとか。

でも、この絵本を読んでみて、子供にも『分け合う』という文化は悪いことじゃ無いと教えることができるし、
あげる側も貰う側も幸せな気持ちになるんだよーと伝えられる。

ちょっと強引に押し付けがましいことをしても
案外大丈夫なんじゃないか??
そんなお節介なおばさま達は今でもよく見るから(笑)
そこで会話が生まれるし!

久々の集まりで、ちょっとしたお土産をプレゼントする女子特有の文化も、お裾分け精神だよなーって思う。
あまりにも人数多いと、なかなかのお値段となるからほんの気持ち程度にはなるけど、
それでも相手を思って『喜んでほしい』という
優しさなんだよなーと。

余談。さつまいも掘りをしない
保育園



私の子供の話になるが、
私の子供が通っている保育園は、行事が少なく、幼稚園などでは当たり前に行われている『さつまいも掘り』がずっと無かった。
だけど、今年からお芋掘りをすることになり、
嬉しそうにその話をしてくれた娘。
そのお芋を使って、調理さんがデザートを作ってくれたらしい。

このさつまいも掘りってすごく大切な体験で、
さつまいもは土の中にあって、ツルで何個も繋がっていることを、知れる機会となるのだ!

幼稚園や保育園で働いてきた友達は、
こんなことを言っていた。

秋だから「さつまいもの絵を描いてみよう」となったとき。

さつまいも掘りをしてる子と、
さつまいも掘りをしていない子。

あきらかに、絵が違うらしい。

さつまいも掘りを経験した子は、
土の中にあったり、ツルで何個もぶら下がっているのを描くらしい。

さつまいも掘りを経験していない子は、
スーパーで売られている状態の絵しか描けないみたい。

別にどちらが良いとか偉いとか無いけど、
これだけ違った絵を描くものなんだなーと、
興味深いし、子供が早くに色々なことを経験して、様々なさつまいものことを知識として知っていることは普通に立派ですよね👏


娘が描いた、さつまいと掘りの絵

まとめ


お裾分けをする。
誰かにプレゼントする🎁

独り占めしないで、誰かと喜びや幸せを
一緒に噛み締める。

どこか忘れかけていた優しい気持ちを
この絵本を読んで思い出し、
温かい気持ちになれました。

自分もできる側の人間に積極的になりたいと思ったので、
職場で差し入れとして貰った【りんご】を少しだけ
ご近所さんにお裾分けしようと思う♡

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