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救命を学ぶことは自分の心を守ることにも繋がる

日曜日は心肺蘇生とAEDの講習に行ってきた。
高田馬場から徒歩10分ほどのところにある消防署で講習があった。
ちなみに高田馬場は久々に行った。
学生時代ぶりだったので凄く懐かしかった。
ぼくは思い出の場所に行き思い出に浸るのが好きなのだが、今回も感慨深く良い時間だった。

なぜ今回講習を受けに行ったかというと、
今年の3月に「クライシスマネジメントの本質」という本を読んで深く刺激を受けたからである。
この本は以前にも紹介したのだが、
東日本大地震,大川小学校の悲劇がなぜ起きたか?を解説している。

ここに日頃の訓練がいかに大切か?
そしてクライシスマネジメントに限らず日頃のマネジメントがいかに大切か?
がかかれてあった。

例として、小学生が亡くなった方が多かった。そして小学校の管理下にもかかわらず。
それに対して保育園児は少なかった。
保育園児が保育園の管理下で亡くなった方はかなり少ないのだ。
それは何故か?
保育園は毎月防災訓練をしていたからだ。
ちなみに
小学校→文部科学省管轄
保育園→厚生労働省管轄

たしかに小学校時代、意味のある防災訓練をした記憶は一度もない。

というように訓練の大切さや、
日頃のマネジメントの大切さが書かれてあった。

また、自分の経験として次のようなこともあった。
ぼくは2つのスポーツクラブで働いていたのだが、
片方のスポーツクラブは2ヶ月に1回、
社員もアルバイトも全員、CPR AEDの練習をしていた。
なので事故が少なかった。

もう一方のスポーツクラブはとくにそういった練習をした事はない。
そして事故が多かった。
プールには監視員がいるのだが、
目を離した1分の間で人が溺れて亡くなった。
その時監視していた人は、発見しても何もできずひどく落ち込んでいた。
落ち込むどころか精神的にまいってしまったのだ。

もし、2ヶ月に1回のCPR AED講習があったりプールでは目を離すなと何度も言われていれば、この事故は起きなかったかもしれない。
もしかしたら、助ける事が出来なくても
スタッフが適切な対応をし、自分の行動を責める事はなかったかもしれない。
そう思った。
だからスタッフを守る為にも訓練をすべきだと思うし、自分の心を守る為でもあるんだと感じた。

そして、AZRONEでも
偶数月→CPR AED訓練
奇数月→防災訓練
を実施することにした。

その為に自分がまずは資格を取らないといけないと思い、今回講習を受けに行ってきた。

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