「頑張らない育児」と言われても困っちゃう。
頑張るって言葉,私は好きです。何か目指す所に向かって力を集中させたいとき,気合が入る感じがします。幼い頃に頑張り屋さんだと褒められて嬉しかった記憶もあるからだと思います。
巷では,「子育ては,頑張らなくていい,頑張らない方がいい」などと言われます。ママなりに頑張っても報われないことは大いにあるし(頑張って作った食事が文字どおり空を飛ぶことがある),理想を追い求めるあまりに目の前の子どもにきつく当たってしまうおそれもあるでしょう。
プロの方も,そんなスタンスの方が多そうです。産後ドゥーラ(産前産後の母親のために家事育児をサポートするプロの方)に育児の相談をできる場に行ったとき,あるママが「離乳食作りは頑張らないようにしています」と言って,ドゥーラさんにとっても褒められていました。そうだよねと頭では理解しつつ,拗ねてしまいました。
今まで頑張り屋だと褒められてきたのに,育児となると,頑張らない方が褒められるとは……。やがて「頑張らない育児」を頑張ろうとし始める自分に気付いて,頭がクラクラしてきました笑
「手を抜いていいよ」
「今日という一日,子どもを生かせることができればいいよ」
そんな言葉が支えになる日もあります。
でも,周りに言われたから何かを頑張らない,言い換えると,したいことを諦めて毎日を積み重ねていくのは,なんだか空しい気がしてしまいます。
頑張って,美味しくて栄養満点のご飯を作りたい時もある。
頑張って,映えるお弁当を作りたい時もある。
頑張って,部屋をきれいにしたい時もある。
頑張って,子どもの生活リズムをビシッと整えたい時もある。
頑張って,子どもが楽しめるおもちゃを自作したい時もある。
最近は,そんなときは「頑張ってもいい」と唱えています。
母親だから頑張らなきゃいけないなんてことはないけど,せっかく母親業をするのであれば,いっちょ気合を入れて頑張る時があったっていいじゃないか。自分の自由だ。
その結果が良い方向に行っても,行かなくても,頑張ってやってみた自分のことを褒めてあげたらいいかなと思います。
そして,意識的に頑張る日があれば,頑張らない日も無理なく作れる気がします。
子どものために,自分のために
気合を入れたいお父さん,お母さん,
頑張れ!
今日は,頑張ってもいい日にしよう!
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