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『卵の行方は?』と、いっても人体の卵子のお話。

主治医曰く「子宮全摘出手術では、子宮と卵管をとります。卵巣は、子宮が無くても女性ホルモンが出続けるので身体の骨の状態などを守る役割もあるので残します」

はいもちろん、それでお願いしますです。
いや、だって女性ホルモンですもの。
おっさん風のおばさんにならぬ努力はまだまだしたい40代の終わり。

「あのー、卵管は子宮筋腫と関係なくても取るものなんです?一応、理由があれば聞いてみたい」

「んー卵管てね、とっておいても病気になりやすいんですよ」
なるほど確かに私の内臓の中のどこにも繋がってない管(くだ)の病気が原因で、またまた開腹手術になるのはさすがに嫌だ。

✴︎卵巣と卵管は繋がってない。卵管と子宮は繋がっている。

受診の帰りに、お腹の中でポツンと2つ浮いてる卵巣を想像してみる(浮かないとしてもイメージ上)。我が女性ホルモン分泌基地として、まだまだ頑張って頂きたい卵巣。
いや待て、だけどそうなると多分、まだわずかにあると思われる私の卵(卵子)はいったい何処に行くんだろ⁇

知らない方の為に素人の私がざっくり説明すると、たしか卵子は卵巣をバリっと破って(!)体内に飛び出す。周期的に。それをわずかに離れた場所にある、卵管がキャッチして吸い取り(‼︎)子宮内まで運ぶ。(どの段階を排卵と定義してるのかは知らないです)そんなわけだから、術後、何にもキャッチされる事のない私の卵はもしや内臓のなかをあてもなくさまよい続けるのでは⁇
なんとも遭難味がある話しだ。

そしてその後、卵ってどうなっちゃうの⁇ と、ざっとネットで調べてもなぜか不思議とヒットしない卵の行方。
卵巣だけ残すのは、けっこうポピュラーな手術だと思うんだけどなあ。一般的にあんまり気にされない事柄なんだろうか?

後日の受診で主治医に質問。
コロナ禍の世、専門医に直で質問が出来る機会がひときわ嬉しかったり。
なんだかんだいっても日本の医療事情はありがたいと、改めても思う。
「卵子は、自然に内臓に吸収されるので大丈夫なんですよ、小さいし」
なんとーー。

毎回、卵巣を破って飛び出すパワフルな細胞(なのかな?)。
生物ではないのだろうけど飛び出して後、体内に吸収されゆくなんて、流れ星とか火球とか、勢いのある雰囲気が似てるなあ、卵子。
などと思ったりした。

アジサシ20201207

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