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アマチュアのわたしが自主制作アルバムを独力で配信&CDリリースした方法♪《その2:配信編》

前回の記事ではアルバムの音源を制作したところまで書きましたが、さて音源は出来たもののそれを世に出さなければ「リリース」と言うことになりませんよね。

リリースしたアルバムの詳細はこちら♪

自分的には作品が形になった時点である程度の満足感は得られたんですが、やっぱり多くの人に聴いてもらいたい、と言う気持ちもあったりします。

音楽を世に出す方法としては「CDを作る」と言う方法がありますが、以前バンドのCDを制作した時はライブ会場やリアルで会った人に渡せたものの、コロナ以降はSNSを通じた繋がりがメインなので現物を直接届けるのは困難、、と言うことで当初は配信限定と言う方向で考えました。

配信と言うと現在はサブスクが中心で、大手ではApple MusicやSpotifyなどが思い浮びますよね。

アマチュアが一人でチマチマ作ったようなアルバムをそんなメジャーなプラットフォームから配信できるわけ無いやん、と思いつつも調べてみると、意外と簡単に誰でも出来ちゃうんだって事がわかりました。

インディーズやアマチュアの音源でも主要なプラットフォームでの配信を取り次いでくれるサービス(ディストリビューター)が結構あるんですよ。

それで色々調べた中で、わたしが候補として検討したのが以下のディストリビューターでした。

  1. Tune Core

  2. BIG UP!

  3. Frekul

それぞれのサービスの特徴を簡単に説明してみたいと思います。

★Tune Core Japan
おそらく一番メジャーな世界規模のディストリビューターです。
配信料はシングル1,410円/年、アルバム4,750円/年(税抜)と毎年固定でかかりますが、配信された分の収入は100%ユーザーに還元されます。

★BIG UP!
Avex系列の国内のディストリビューターです。
BasicPlanとFreePlanの2種類あって、Basicの方は先述のTune Coreと同様に配信料が年間でかかります。料金は1-2曲990円/年、3-6曲2,390円/年、7-25曲4,490円/年(税込)ですが配信収入は100%ユーザーに入ります。
Freeの方は配信料は無料ですが、配信収入は運営側30%、ユーザー70%の配分になります。

★Frekul
(株)ワールドスケープが運営するディストリビューターです。
配信料は無料ですが、配信収入は運営側40%、ユーザー60%の配分になります。
経営者がアーティストなのでユーザーフレンドリーな点が特徴です。

いちばんメジャーなのはTuneCoreで、申し込めば迅速に配信されると評判も良いようでしたが、わたしのアルバムなんてどう考えても大した配信収入は見込めないのに毎年5,000円近い料金がかかるのはちょっとキツイな〜と思い、まずはBIG UPのフリープランかFrekulに絞り込みました。

それで両者の比較に入ったんですが、情報を集めてみると、Frekulは配信日が指定出来ず配信開始まで時間がかかる、配信先もお任せで指定出来ない、どの配信先でどれだけ再生されたかなどの状況が見れない、配信料が半年先にならないと入らないなど、ちょっと不便かなという評判が目についたので、一時はBIG UPにしようとほぼ決断しかけていました。

でもそんな時にあるレビューで、BIG UPから配信したところ配信時の不備の修正を依頼したけど対応してもらえなかった、と言う事例を見つけて、ちょっと考え込んでしまい、、

確かにメジャーレーベル系列で安心度もあり便利なサービスだけど、わたしみたいな素人が趣味の延長で配信する分には、多少不便な点があってもFrekulみたいなところの方がきめ細かく親身に対応してもらえるんじゃないかと思い至りまして、最終的にはFrekulを選ぶことにしました。

実際に配信を申し込んでみたところ、登録や音源のアップロードなどとてもわかりやすくて、すぐ簡単にできました。

配信時期については9月中旬の申し込みで10月中の配信開始という連絡だったので、やっぱり1カ月以上かかるんだなと思っていたところ、10月に入ってすぐ「配信開始」の連絡があって、AppleMusicやSpotify含む主要なディストリビューターからの配信が始まっていました。

この点は、正直もっと時間がかかると想定していたので嬉しい誤算でした。

配信状況の確認ができないなど不便な点も今後の改善に向けて取り組みされているようで、何かあっても気軽に相談できそうな雰囲気もあるので、今はFrekulを選んで良かったな~と思っています。

わたしのアルバムの配信先一覧です

でも、わたしにとってはFrekulが身の丈に合っていて良かったという事で、もしもっと大規模な活動を視野に入れていたらTuneCoreやBIG UPを選んでいたかもしれません。

活動の目的や規模感は人それぞれだと思いますし、今回ここでご紹介したサービス内容などはごく一部で各ディストリビューターとも音楽配信以外にも色々なサービスが付随していますので、詳しくはそれぞれのサイトを覗いて頂いた上で自分に合ったものを検討されると良いかと思います。

では配信編はこれくらいにして、次回<その3>ではCD制作・販売について書いてみたいと思います。

アルバムリリースの詳細はこちら♪

その3:CD発売編

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