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ONE PIECE FILM REDを観た 他、龍が如く0、ブルアカ最終編の話(雑記)

 気温が上がってきてようやく暖房を付けずとも日中は過ごせるようになってきた一方で、年々花粉症の気配が近づいてきているのを感じる。今のところ薬を飲むほどではないけれど、普通にくしゃみや鼻詰まりの症状は出る。これ以上悪化するまでに死ぬまで花粉症から逃げ切りたい……。


ONE PIECE FILM REDを観た

Amazon Primeで配信されたのでようやく観れました。めちゃくちゃ面白かった。「本当にワンピ映画か?」と感じるほどウタがヒロインとしてものすごく、感情がメタクソに重い。ウタ、冒頭からしっとりし過ぎじゃない?

 ワンピース映画だけど映像のカタルシスがアクションではなくウタ本人にあるのがビックリ。これは楽曲のMVパートもさることながら、ウタ自身の機敏な感情の動きを細かな動きで表現している部分が大きい。これまでのワンピ映画は良くも悪くも大味で、こんな繊細なことをやれるとは思わなかったのだが、鬼滅や呪術のアニメがイカれたクオリティでお出しされる中で「あいつらがテッペン取れて尾田センセーのワンピースが同じことやれないはずないだろうが、ああ?」みたいなスタッフの気迫がビリビリ伝わってくるし、「ジジイはもう描き飽きた!」と豪語した尾田先生が180度向きを変えてめちゃくちゃ現代的なヒロインをお出ししてくるのもすごすぎる。

 惜しむらくは2時間という尺でもやや駆け足気味になってしまったところ。「ルフィが何のために海賊王になりたいのか?」に対しての「新世界をつくるため」というアンサーはワンピースという作品の根幹を成すであろう部分だから、もう少し丁寧にやった方が良かったんじゃないかと思う一方で「ダラダラ言葉重ねるのはルフィらしくないしな……」という気持ちもある。総じて、いつもの映画より観客に解釈を委ねてる部分が多い印象。おすすめはしないけどめちゃくちゃ好きな映画。

 2022年に公開されて観逃した映画は他にも「ブラッドトレイン」「犬王」「レイジング・ファイア」「ドライブ・マイ・カー」「HiGH&LOW THE WORST X」「すずめの戸締まり」「さかなのこ」「NOPE」などがあり、話題作を全然観れていなかったので今年中に観ていきたいところ。早くしないと今年公開の映画も追いつけなくなるので……。


「龍が如く0」をクリアした

 個人的に「FF」「DQ」と並んでビッグタイトルだけど全然遊んだことがなかった「龍が如く」。その1作目の前日談である「龍が如く0」をクリアしました。周囲から「龍が如く7」の評判がめちゃくちゃ良いことをよく聞くためそろそろ遊ばんとな、と思っていたところゲームカタログに0、極1・2、6、そして7が配信されているのを聞きつけてお試しで3ヶ月間だけPS Plusに入ったのだ。超面白かった。ファイナルヤクザファンタジーだったわ。

 とにかくグラフィックがものすごく、実在の俳優もメインキャラを張っているためゲームやってるのかヤクザ映画を観てるのか分からなくなる。ストーリーもバブル期という時代とヤクザらしさが上手く組み合わさっており、ケジメや拷問などバイオレンス展開もあるしどんどん人が死んでいく。ヤクザ映画をガチガチにリスペクトしてるので一般ヤクザでも撃ってくるチャカのダメージ量がヤバい。他にもサブクエストや寄り道要素もてんこ盛りなのだが、メインストーリーが最後まで追われる展開なので「こんなことしてる場合じゃねえ!」になってしまうのが難点。

 桐生一馬と真島吾朗。主役の二人は、かたや内なるソンケイを開花させ、かたや死んでいった男たちの矜持を受け継ぎ真の男へと成長する過程を丁寧に描いている……のだが、クレイジー狂犬野郎に変貌する前の真島吾朗がめちゃくちゃ好きになってしまったので極1の「桐↑生↓チャン!!」呼びに戸惑っている。お前、その生き方は生まれつきじゃなかったんか……。

 そんなわけで引き続き「龍が如く 極」をプレイしているわけだけど、ここまでくると龍が如くだけじゃなくキムタクが如くもやりたい。しかしゲームカタログではデスストとかホライゾンとかゴッドオブウォーも配信されてるからそっちも遊びたいしマジで時間が足りない。一作クリアするのに20~30時間と仮定しても社会人の自由時間なら1ヶ月弱はかかるわけで、3ヶ月じゃ全然遊び足りないしめちゃくちゃ時間を食うな。誰だゲームのサブスクなんて思いついたやつ。

ブルアカ最終編「あまねく奇跡の始発点」を見届けた

 つい先日、ブルーアーカイブ最終編「あまねく奇跡の始発点」を読了した。間違いなく今この瞬間もっとも面白い”ソシャゲ”ストーリー。

 最終編はこれまでのメインストーリーの集大成というよりも大型レイドの乱入によって物語を中断させられた形に近いのだが、それも生徒たちと積み上げてきた日常と絆、青春の日々を守るため、最終的に宇宙戦艦に乗り込んで暗黒宇宙要塞にカチコむというクソバカな展開でシリアスとコミカルの両面攻撃が凄まじかった。透き通るような青春物語はどこへ行ったんだよ。

 元々「大人のカード」の存在を始め、ソシャゲであることをメタ的にゲームに取り入れていたけれど、最終編はさらに踏み込んでゲームシステムをストーリー演出に組み込んでいたのがかなり良かった。ゲーム側によってレールを敷かれているが、選択そのものをタップするのはプレイヤー自身であるという”体験”とこれまでゲーム内で培ってきた”先生像”をシンクロさせ、更にプレナパテスとも重ね合わせるのはマジで巧みという他ない。

 これがオープンワールドのように完全無法なゲームであればプレイヤーと主人公の人格剥離が起きようものだが、ブルアカの場合プレイヤーたる先生が確固たる人格・思想を持つ個人として存在しているため「テメエほどのモンがそう言うのなら……付き合ってやるぜ、地の果てまでな!」という気持ちになる。どこまで行っても「先生は生徒の味方」を指し示したシナリオがあまりに強靭すぎる。ただしモモトークでの変態行為は勘弁な!

 最終編と言いつつもブルアカ自体はサービスは継続していくし、今回のストーリーは「あり得たかもしれない終焉の話」として締めくくりつつも、あきれかえるほど爆発と硝煙が絶えない平和な学園都市キヴォトスは続いていくのだろう。

マジでここがすごかった 首を縦に振る以外選択肢がない すごい

 それにしても、このスケールの進行をイベントとして実装した運営は本当にすごい。なんかいつの間にか戦後処理のイベントも始まっていてアフターケアも手厚い。この調子ではやくクロコ実装してくれ……。

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