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庵野秀明展へ行ってきた(雑記)

 日帰り出張で奇跡的にも時間が空いたので大阪の庵野秀明展へ行ってきました。東京で開催されていた頃から行きたいな~と思いつつ足を伸ばせずじまいだったんだけど今週末までだったんだね。なんという恵まれたタイミング。

 庵野監督に対する思い出というものはここ数年間程度しかなく、多分「風立ちぬ」で主演声優をやっていたのがファーストコンタクトだった気がする。それも公開当時は特に感慨もなく、エヴァも人生の中ではかすりもしなかったし、やっぱりシン・ゴジラがターニングポイントだったかな。いや、あの時もゴジラ作品には目を向けるようにはなったけど、エヴァには手を出さなかったんだっけ。

 そういった意味では、シンエヴァがなければ旧エヴァを一気見することもなかったと思うし、その後に続いたシン・ウルトラマン、ひいてはウルトラマンシリーズを観ることもなかったかもしれない。

わああああジェットビートル!ジェットビートル号だ!!
ウ、ウルトラホーク!!ウルトラホーク1号!!!
マン兄さん!!マン兄さんのスーツだ!!!

 シン・ウルトラマンの影響で現在進行形でウルトラシリーズを見まくってるのでウルトラの展示がヤバイ。最高に楽しい。

ウルトラシリーズのレジェンダリー・アーティファクトに混じってすごく良い表情で陳列されていたジェットジャガー人形
知らない時代のヤバすぎるアニメーションも流れていた すごい時代だ……

 庵野秀明展は思った以上に撮影OKな展示が多い。ディスプレイ映像や仮面ライダーなど東映作品にはNGマークが貼ってあったけど、ウルトラマンシリーズはほぼOKだし、もちろんエヴァや監督の過去作品もOK。一番ヤベえと思った展示(まあどの展示物も別ベクトルでヤバいものばかりだったが……)は、庵野監督が幼少期に観て多大な影響を受けた作品99タイトルをピックアップし、クソデカスクリーンで一斉上映しているやつ。レベル100のオタクが葬式でやるやつじゃん。すごすぎる。

 他にも学生時代の同人誌(よく残ってたな……)とかウルトラマンを題材にした自主製作短編映画(ジオラマと戦闘機模型と爆発がガチすぎる……)とかプロ入りする前に製作したアニメーション(すごい……すごいけどさあ!やりたい放題しすぎだろ!)とか、クオリティのすごさとかヤバさとかの前に「これって権利関係どうなってんの……?」という感想が浮かんでしまう展示品のオンパレード。クリエイター本人の展示会としてめちゃくちゃ面白かったです。

ナウシカ当時の宮崎駿監督の鬼詰めがヤバい
「オカエリナサト」
このビジュアルが公開されたときあんな顛末になるって知ってたんですか?
ほんとうにつらい つらかったなシンエヴァ公開まで……
「皮膚デティール参考ゴーヤ」
本当にありがとうございました。
しれっと「真実と正義と美の化身」と対になるように飾ってあったM八七ジャケ絵。米津ァ……!
シン・仮面ライダーも期待しています
音声ガイドを聞きながら3時間ほどの滞在でした。

こうして眺めると知ってる作品もあるし知らない作品もたくさんある。個人的にはこの「未知と既知が入り混じった状態」が一番楽しい段階だなあと常々感じる展示会でした。


(終わりです)

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