見出し画像

「思ってたのとは違ってた〜」を楽しめる自分にちょっと安心。

きのう長男のコロナ陽性が判明し、妻も2日ほど仕事をお休みをしていたので、急遽、私が仕事を休ませてもらいました。

せっかく時間ができたので、「思ってたのと違ってた〜」って話をしてみます。

私は森林組合の作業員なんですが、今期は家庭の事情などもあり、とあるお国の施設が仕事場です。除草作業や剪定など、造園屋さんみたいな仕事をしています。

敷地には、山水が流れこむ池のあってトンボの楽園だったりします。チョウみたいにヒラヒラしたやつ、目から尻尾の先まで鮮烈な赤色のとか、胴が極端に短いのとか、捕まえると死んだふりをする変わり種も。図鑑でしか見たことのないトンボにも出会えたりもするので、けっこう楽しい。

それから、昆虫だけではなくイノシシ、タヌキ、ウサギ、ハクビシンなどの動物もよく見かける。時には、ニホンカモシカやキツネなんかも。

何種もの獣のウンコが同じ場所にあったりして、「夜な夜な社交場になっているのかな〜」などと想像してみたりする。

ここは住宅地の近くの里山なのですが、旧海軍の陸の施設だったおかげもあってか、人に危害を加えられる心配がなさそうです。生き物にとっては、けっこう安心できる環境なのかもしれませんね。



さて、前置きが長すぎましたが、、「思ってたのと違ってた〜」って話は、樹液を吸ってたり、木の根元に隠れている、カブトムシクワガタ。花の蜜を探したり、空を飛んでいるはずのチョウスズメバチのことです。

どいつもこいつも私の予想を裏切って、平らな草地にいるんですよ。

草刈りをしていたら体がチクチクする。「服の中にゴミでも入ったのかな?」と思ってTシャツをまくると、得体の知れない黒くてでかいのがいる!?

スマン、、

思わず払い除けてしまいましたが、それも一瞬のことで、すぐに角の有無を確認。大好物の赤色タイプなのに、致命傷を与えてしまいました(すまん)。

クワガタも草刈をしたばかりの地面で発見。休憩時間に林の中を捜索したのは、どうやら検討違いというよりも、彼らの好みを知らな過ぎただけなのかも。自宅でも、日陰のコンクリートで捕まえた経験があったのを思い出す。

羽化したばっかりの貴重な黄金色

目に見えて地面にいるのは、タテハチョウの仲間。そして、、いろんな種類のスズメバチ。

こやつらは、例年よりも早めの恋の季節まっただ中。それぞれが同じ場所に集結をし、経緯は異なるものの地面にいます。

チョウは空を舞っているイメージでした。でも、このチョウは、地面に留まっている時間が長い種類。

タテハチョウの社交場は草っ原。だから、気をつけないと草と一緒に刈ってしまいます。とくに恋が成就すると、一方が羽ばたけないらしく、うまく移動できないときた。

だから、避けてあげないと草と一緒に刈ってしまう。乗用の大きい機械が通過したら、まず生き残れない。今回は草刈りのタイミングが悪くてすまん(そのほか、見えていない昆虫たちも、スマン)。

人間の汗からミネラルを吸収中


スズメバチたちは、何か目印があるのでもなく、樫の木に大集結。大小いろんな種類のあいつらが、数十匹もブンブンしている。自宅の庭木がそんな状態だったら、業者を呼ぶレベル。

この樫の木だけにブンブンたかる

でも、新女王バチは来年の子作りのための準備が目的なので、刺される心配はまずなさそう。で、おそらくですが、メスがオスを捕まえて地面に一緒に落ちてくるんです。観察の結果。

何組も地面に落ちてくる。2匹います(画像が悪いです)



当たり前だと思っていたことが事実でなかったり、新しい発見にワクワクできること。「思ってたのと違ってた〜」を楽しめる感覚がある自分に、ちょっと安心できました。こういう時間を、これからもっと多く体験していきたいですね。