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SUPERTEAM50mmハイトリムホイールと20年前のフルクラム レーシング3との比較 Vol.6 SUPERTEAMを車体装着時の苦戦内容

車体へSUPERTEAMを装着する際、それだけで1記事作れるほど、そこそこ苦戦しました。

20年前のレーシング3からSUPERTEAMだからこそのトラブルですので、最近のチャリならこの様な羽目になる事は少ないかも知れません。


1.レーシング3からスプロケが外せない
20年ぶり位にチャリを触ったので忘れれていたのですが、フルクラムはカンパシステム。忘れたまま、ロックナットを外す工具もどこへ行ったか分からなくなったので、シマノ用のロックナット外し工具を買い、外せない、と。

フルクラム=カンパは当たり前なんですが、こう言う知識は時の彼方へ置いてきてました。
SSTじゃなくフツーの工具で脱着出来るようにならないのだろうか…

シマノ用工具は、SUPERTEAMのホイールハブがシマノのロックナット対応なので、結果的に無駄ではありませんでした。もしカンパ工具だけ買った場合、外せるけど付けられない、と言う事になります。

レーシング3のスプロケロックナット部
Made in ITALYと書いてあります。カンパ…
ロックナット用工具です
左がシマノ、右がカンパ。溝幅が違います。なんで統一しないか…
スプロケを外す為にこれらの工具を使いました。
チェーンがついてるものは必ず。
その他はスプロケのロックナットがカンパか、シマノか、両方か、で、必要工具が変わります。
右側にある小さい工具(シマノ用ロックナット工具)を使う時はモンキーレンチが必要。
六角ソケット&スピンナーハンドルでもOK。24mmがダメで27mmで緩かったので25mm(持ってない)かも。
このソケットはPARKTOOL製。シマノ純正は1/2差込角が切ってあるそうです。1/2トルクレンチが使えますので、買うなら純正が良いかも。

2.SUPERTEAMのハブにスプロケを刺せば良い、だけでない

SUPERTEAMのリアハブです

Amazon商品説明には【カセットボディ:シマノ 8/9/10/11速】と書いてあります。ハブには「11-12speed」と書いてあります。12速?

これ、調べねぇと危ねぇな…

また、ハブの根本にシルバーのリングがあります。手で簡単に取れます。って事は、使うパターンと使わないパターンがある、と言うことだと思います。

そこで、↓のHPを参考にしました。

詳しくはこちらのHPを見て頂きたいのですが、シルバーリングの謎が分かりました。スプロケの歯数に応じて、スペーサーの要不要があり、このシルバーリングはスペーサーと思われます

また、SUPERTEAMハブは11速用と思われます。11速用なら12速も対応出来るそうなので、ハブに「11-12speed」と書いてあるのだろうと想定。

私のチャリは10速。10速には1.85mmスペーサーと1mmスペーサが必要(例外あり)とのこと。SUPERTEAMのシルバーリングをノギスで測ったら1.85mmでした。と言う事は、1mmスペーサーが必要。これはSUPERTEAMに付属していない。

購入。300円

全てが想定なのでスプロケ装着後、リアディレイラーのロー&トップのストロークチェック、全てのギアで変速確認をしました。異常を来していないので、大丈夫だったようです。

試しに1mmスペーサー無しで取付てみた所、手で揺する限りスプロケにガタはないものの、ギア間に隙間が出来、その隙間からハブが覗けるようになりました。

10速スプロケでない限り迷わないと思いますが、スプロケを付けたら念の為、ガタやギア間に隙間が出来てないか、確認したほうが良いかも知れません。


3.ブレーキの殆どを調整
20年前のレーシング3はタイヤが23C世代で、SUPERTEAMよりリムが細い。レーシング3に合わせたブレーキパッドクリアランスなので、クイックレリーズを緩めてもホイールがブレーキパッドに引っ掛って入りません

ので、ワイヤー調整、ブレーキパッド位置調整、パッド左右センタリング出しをやりました。
ディスクブレーキなら、この作業はありえないので羨ましいと思いました。


主だった調整は以上です。YouTubeに何点かSUPERTEAMホイールの動画が上がってますが皆さん、サクサク取り付けてます。

私は1記事作れるくらい苦労をしたんですが、20年前のチャリに現代物を装着させる&作業も20年ぶりですから、そりゃ苦労するよね? と言うお話でした。

読んでみて、1円でも価値があるなと感じて頂けましたら、1円寄付して頂けると助かります。