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ピラミッド

宜しければこちらの動画をnote内で再生し、BGMとしてお楽しみください!

前回に引き続きドラクエ3からの選曲。
こちらもダンジョン曲ですね。
タイトル通りピラミッドで聴くことのできる曲です。

ドラクエ3のピラミッド。
こちらでの思い出といえば皆さん、どんなものがありますか?

ピラミッドではまずまっすぐ道を進んでいくと落とし穴に落ちてしまったり、
落ちた先では呪文がかき消されて魔法が使えなかったり、
宝箱を開けようとしたら人喰い箱だったり…
色々とトラウマをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

そんなトラウマがたくさん蘇ってきそうな場面ですが、
最近プレイし直しているドラクエ3の記憶が結構曖昧で、ピラミッドに来て
「ああ、そういえばこういうダンジョンあったな〜」くらいにしか覚えていませんでした。

きっと前回プレイした際にそこまでトラウマを感じていなかったんでしょうね。
トラウマ感じてたら絶対覚えてるもん。

今回プレイしていてまんまと落とし穴に落ち、魔法が使えない地下に落ちてしまいましたが幸いにもあまりエンカウントせず地上に戻ることに成功。
気を取り直して再出発。
宝箱を開けたら人喰い箱だった!…けど難なく撃破。
子供の歌をヒントにスイッチを押して扉を開けて、魔法の鍵を入手、と。

エンカウントはまああるし、敵も強いけどなんとかなるじゃん!
ここは特別なにもなくクリアだな!

そう。
その油断が悪夢の始まり…ひいぃぃぃっ!

魔法の鍵を入手してそのまま大人しく脱出してしまえば良かったんですよね。
でもそこで欲が出てしまった…

ピラミッドに入ってすぐ。
まっすぐ進むと落とし穴に落ちると先ほど書きました。
このピラミッドには地下2階まで階層があって、どうやら最深部にアイテムがあるらしい。

ピラミッドの地下…何かがあった気がする…
何か…嫌な予感が…

そんなことがチラッと脳裏に浮かんだものの、地下への落とし穴に落ち、最深部へ向かうのでした。

そしてたどり着いた最深部。
エンカウントもあまりなく、非常にスムーズに到着しました。
その最深部、祭壇の古い棺に眠っているアイテム「黄金の爪」。
それを取ると…

どこからともなく不気味な声が聞こえる……。
「黄金の爪を奪う者に災いあれっ!」

ドラゴンクエスト3

脱出しようと一歩進むとエンカウント。
また一歩進むとエンカウント。
ダンジョンから脱出できる呪文「リレミト」を唱えると呪文はかき消される…

しまった。
ここがどういう場所だったか完全に忘れていた。

棺の「黄金の爪」を取ると一歩進むごとにモンスターとエンカウントしてしまうのです。
そのモンスターはマミーなどのしっかり強いヤツ。
スライムなどすぐ倒せるようなモンスターではない。

そして地下では呪文が全く使えないということ。
物理攻撃しかできないってことでしょ?
いえいえ。
もちろんそれはそうなんだけど。
それだけではありません。

呪文が使えないということは脱出するための「リレミト」、
そして回復魔法の「ホイミ」すら一切使えないということなのです…!

最深部は地下2階。
このエンカウントどこまで続くんだっけ…?
記憶が曖昧ながらも持っていた薬草で回復しながらモンスターを倒していきます。

階数が変わればさすがにエンカウントしないでしょ…
地下2階から地下1階へと続く階段に辿り着きますが、
そんな儚い願いも虚しく地下1階でもひたすらエンカウント…

いつもよりちょっとエンカウント率高いな〜程度ではないのです。
本当に1歩進むごとにエンカウントなのです。
えげつなくない?笑

プレイ済みなのに全然覚えておらず、まんまと罠にハマってしまった勇者あぜみ。
以前プレイした時はきっと、ある程度ストーリーを進めてレベルが上がった状態でトライしていたのでしょうね。
全然苦戦した記憶がないもん。
これ苦戦してたら絶対覚えてるって。

呪文が使えずにひたすらエンカウントということは、回復手段は薬草のみ。
一応10個程度はあったのでなんとかなるかな…って思ったのよ。
少なくとも地下2階だけであれば。

しかし地下1階へ上がっても続くエンカウント地獄。
地上への階段はまだ遠い。
ついになくなってしまう薬草…

こういう時に確実に逃げる、つまり戦闘から離脱することができたらどんなに楽なことか…と思います。
FFシリーズは割と逃げやすい印象で、特に小学生の頃プレイしていたFF10では主人公ティーダの「とんずら」を多用していた記憶があります。
当時戦闘がめんどくさくって、「とんずら」なら確実に離脱できることを知って。
その代わりもちろん経験値が貯まらないのでスフィア版がなかなか進まず詰むことになるんですけどね。ちーん。

基本私はすごくめんどくさがり。
姉が同時期にFF10をプレイしていてめちゃくちゃストーリーが進んでいるのを見て、「私もそこのシーンを早く観たい!」と育成などなにも考えずにプレイしていたのでした。
当時はあまり自分でゲームをプレイするということがなかったしシステムを理解できてなかったしね。

あとサガフロンティアも逃げやすい。
ボス戦とかはもちろん逃げられないけど雑魚敵であればすぐ逃げられます。
以前投稿した「ALONE」で使用しているプレイ動画なんてカットしてるけどほとんど逃げてます。

生命科学研究所という場所ですが、ここで逃げられなかったらプレイ動画を撮るのはなかなかキツい。
レベルの高いモンスターばかり出る場所なのです。
プレイ動画撮れてよかった。

話を戻してドラクエ3。
地下1階まで来たけれどまだ地上までは遠く、薬草も切らしてしまった。
ダメ元で「逃げる」コマンドを押すも「しかしまわりこまれてしまった!」の表示。

「逃げる」に失敗するとモンスターにまわり込まれてしまい、攻撃を喰らってしまいます。
そのため基本的には逃げずに正々堂々と戦った方が良いんですよね。

わかってる。
わかってるけど…普通に戦ってももうダメだ。

そうして「逃げる」を押しては失敗し、バタバタと倒れていくパーティーメンバー。
ドラクエの「逃げる」の成功率の低さよ…
もうちょい、もうちょいお手柔らかに頼みますぜ…!

そしてこの画面になるという。笑
かわいそうって何!?って感じですよね。
でも「情けない」とか「何事だ」とか言われるよりはまだマシでしょうか。
ドラクエの世界での「死」ってなんなんだろうね。笑

先日ドラクエ4をクリアしたところでドラクエ3のプレイを再開し、ついにラーミア復活までストーリーを進めました。
が、まだこのピラミッド地下にはリトライしていません…
レベル的には全然いけるでしょうけど苦い思い出が蘇るよね。
しっかり準備すれば良い話なんだけど。
気が向いたらそのうち…ね。笑

今回投稿した演奏動画にも色んな方からピラミッドのトラウマが寄せられてきました。
特にリアタイしていた方は攻略情報もない中で大変だったことでしょう。
ファミコン世代の皆さん、お疲れ様でございました…!

さて、ここからは音楽のお話。
私のチャンネルでは色んなゲーム音楽を選曲しています。
どこかと言われるとちょっとわからないけど民族色が強い曲だったり、
めちゃくちゃ日本ぽさを感じる和風の曲だったり。

そんな私のチャンネルでも今回の「ピラミッド」は初登場となるアラビアンな曲。
何がアラビアンぽくさせるのかというと使われている音階ですよね。
いわゆる普通の長音階とか短音階とは違う特殊な響きを感じます。

こんなアラビアンな曲も演奏するのはとても楽しい…というか、とにかく民族色の強い曲が好きなのです。
すごく歌いやすい。

そういえば私が吹奏楽部に入部した中学1年の頃。
3年生が引退し、1〜2年生主体の新体制となった時に初めて合奏した曲がディズニーのアラジンでした。
アラジンメドレーみたいなやつ。
タイトル忘れちゃったけど。

当時は音階のこととかよくわかっていなかったけど、やはり演奏するとどこかアラビアンな香りがする曲だったのを覚えています。
オーボエの子が「ヘビつかいみたい!」と吹いていたのを思い出すわ。

今回の「ピラミッド」はめちゃくちゃ久しぶりに吹奏楽部当時のことを思い出すような曲でした。
懐かしい。

動画を見ての通り、結構連符のテンポが速いので、どういう音階なのかを譜読みする際にしっかり確認、把握しておくことが大切。
頭で理解できてしまえば指は不思議と動くものです。
特別この音階を練習したわけではなくても長調、短調のスケール基礎練習は活きてくる。
基礎は大事ですよん。

とはいえ2コーラス目は音域がオクターブ上がるのでそちらはちょっと難しい。
1コーラス目と2コーラス目で運指が変わりましてね、ちょっと複雑になるのです。

あと2コーラス目はアルトフルートの合いの手がすごく好き。
まさにツボからヘビが出てきそうな感じ!笑
装飾音符の付け方が良いんですよね。
アラビアンな世界観が出るポイント。

伴奏はというと基本的に同じ動きをひたすら繰り返しているのみ。
めちゃくちゃシンプル。

私はドラクエ楽曲だと大体6〜8パートくらいに分けています。
元がオーケストラアレンジだったということでパート数は結構多くなる傾向にあるんですよね。
しかし今回の曲はフルート1本、アルトフルート3本の4重奏。
しかも1コーラス目はアルトの合いの手がないので3声しかありません。

めちゃくちゃシンプル…だけどなんだか複雑な曲のように聞こえません?
やはりポイントは音階にあるんだよなあ。
音数をとにかく重ねれば良いっていうものではないんですよね。
そりゃあたくさんの音が重なっていたらその分複雑な音楽が作れますけど。
作曲者であるすぎやま先生の技量が伺える曲だと思います。

もちろんファミコン原曲は基本3音しか同時に鳴らせないのだから他の曲も同様。
制約の中での工夫が凄まじいのです。
3音の原曲からオーケストラになるなんてすごいよね。
ドラクエ楽曲は分析するととても勉強になります。
本当に素晴らしい。

欲を言えばもう少し曲が長いアレンジだったらもっと良いなあ、と思うのが正直なところ。
動画を見ての通り1分程度しかないのです。
YouTubeだとエンディングのアニメーションがあるので20秒くらい長くなってますが、実際の演奏は1分程度ということね。

前回のドラクエ3「塔」も短かったけど今回の方が更に短いですね。
しっかり2コーラスはあるのですが原曲が短いからなあ…でももうちょっと浸りたいものです。

さあ、非常に短いながらもすぎやま先生の工夫が詰まった「ピラミッド」。
そしてトラウマたっぷりのピラミッド。
最後にもう一度どうぞ!


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