王宮のメヌエット
これまた名曲揃いの名作、ドラクエ4からお城の曲。
「王宮のメヌエット」を演奏しました。
よろしければnote内でこちらの動画を再生し、BGMとしてお楽しみください!
ドラクエ音楽といえば外せない、王宮系音楽。
ドラクエはお城から物語が始まることが多く、王宮系音楽は序盤に聴くことの多い曲です。
作曲者である、すぎやまこういち先生はクラシック調の曲をドラクエにあてていて、交響組曲シリーズがオーケストラで演奏されるほど。
容量の都合で制約の多いファミコン楽曲でもオーケストラを想定して作曲されていたそうで、オケでの演奏がピタッとハマるのが特徴ですよね。
その中でも王宮系音楽は特にクラシック要素が強く、バロック音楽を意識されていることも多い印象。
…なんだけど、私が今回の曲を聴いて真っ先に思い浮かべたのは「ロメオとジュリエット」の「モンタギュー家とキャピュレット家」でした。
なんでだろ。
この動画の1:20あたりからね。
めちゃくちゃ有名な部分なのでタイトル知らなくても聞いたことがある方が多いと思う。
冒頭の重厚感ある旋律が「ロメオとジュリエット」にリンクしたのかな…。
まあそれはさて置き、話をドラクエに戻しましょうか。
ドラクエ4のストーリーは章ごとに進行していきます。
オムニバス形式というやつですね。
その1章はお城から物語がスタートするということで、開始早々聴くことになるのが今回の「王宮のメヌエット」でした。
(動画内で使用しているプレイ動画が1章開幕のものです)
1章の主人公はライアンというオッサン(?)戦士。
なんでピンクの鎧を着てるんだろう…という疑問はともかく、
1章から操作するキャラクターなので印象に残っていそう…なんだけどかなーり印象が薄い…
割と最近はじめからドラクエ4をプレイしましたが、ライアン個人にフォーカスしたストーリーがイマイチ思い浮かばないんですよね。
何かあったっけ…
それよりもこの曲は第2章の主人公であるアリーナというお姫様の印象が強い。
アリーナはお姫様ということで、2章でも1番最初に聴けるのがこの曲…だったと思う。
お城からスタートだから。
どうしてアリーナの方が印象に残っているかというと、可愛い見た目に反しておてんば…というか凶暴と言った方が近いのでは?という設定なんですよね。
アリーナの見た目はぱっつん前髪にくるんと巻いた長い髪。
大きな三角の帽子にマント…と、文字に起こしてみるとなんだか魔女っ子みたい。
ドラクエ4を知る前は絶対魔法使い系だ!と思っていたものです。
ところが2章が始まってびっくり。
お城の壁を蹴り飛ばして破壊…とは…!笑
しかも呪文は覚えない、完全な武闘家系!
あの可愛い見た目なのに!
とても強い!笑
武闘家系とはいえお姫様。
お城から物語がスタートするのと、ストーリーの中で他のお城にも度々出入りするので結構聴く機会の多い曲だったように思います。
途中で開催される武術大会も印象的。
一国のお姫様が武術大会に1人で参加し、コロシアムに立つのですから。
普通だったら考えられませんよね。
姫に何かあってからじゃ遅いわよ!
今回の動画には1章のライアンのプレイ動画を使用していますが、アリーナのプレイ動画の方が使いたかったんですよね。
ライアンごめん、ごめんってば。
大体私はスマホでゲームをプレイしているので、画面収録を使って動画を撮っています。
Nintendo Switchとかだとキャプチャーボードなど、他に機材が必要そうなのでちょっと面倒くさそう。
機材揃える必要があるし。
その点スマホだとめちゃくちゃ楽に録画ができます。
数年前までは通勤の電車内でゲームをすることが多いからスマホ版を買っていたんだけど、
録画を考えた時もスマホ版は結構楽で良き。
ただスマホの場合、容量を気にしなくちゃいけないんですよね。
今回のプレイ動画はほんの数ヶ月前にプレイしたものなのですが、
1章の途中と2章の最初が何故か撮れていない…!
おそらく容量不足で保存できなかったのではないかと。
そこらへんがちょっと悔しい…
アリーナがお城の壁をぶち破るシーンを使うことはできなかったのでした。
ライアンの動画で我慢。
というかライアン以外はみんな結構キャラ濃いのにね。
使える使えないは置いといて(トルネコとかトルネコとかトルネコとか)
それぞれしっかりストーリーがあって個性があるのに。
ライアンで特徴的なのはピンクの鎧というくらいでしょうか…
ピンク好きなのかな。
けど戦闘においてあんなに目立つ装備はいかがなものか。笑
そんな最近プレイしていたドラクエ4。
5章で仲間集めをしていて最後の1人!という手前で止まってしまっているのでやらねば。
まだフィールド曲は「勇者の故郷」のままです。
名曲を楽しむのも良いんだけどストーリー進めよう。
ついでに勇者の故郷ももう一度どうぞ。笑
さて。
ここからは曲のお話。
今回の演奏を聴いて「とにかくブレスが大変そう」という感想を持った方は多いのではないでしょうか。
楽譜におこした時に伴奏系のパート譜は結構白くてゆとりがあるのですが、
メロディラインである1st フルートだけ譜面が黒い!
途切れることなくずーっとフレーズが続いていますよね。
オーケストラVer.を聴くとストリングス主体の編成となっています。
もちろんフレージングは大切にされているのですが、あまり管楽器での演奏は想定されていないのかもしれませんね。
ストリングスであればブレスは必要ないので。
普段投稿している多重録音で1番大変なのはブレスの取り方かもしれません。
他の誰かとアンサンブルしている場合はお互いしっかり合図を送りあったり、事前に打ち合わせをしてから演奏できるんですよね。
その中でブレスをどこで取るか。
ブレスをとるために多少テンポを揺らすか。
工夫次第で結構臨機応変に対応できるというか。
対して多重録音だとメトロノームの音にかっちりハメながら演奏しなくてはならない。
その中でのブレス。
曲にもよりますが、今回の曲の場合はなかなか大変でした。
ちなみに途中でだんだんゆっくりになったり速くなったりする曲も、多重録音の場合は合わせるのが結構大変。
ドラクエ曲は1曲がループではなく、しっかり終止するアレンジの楽譜なので、
曲の最後は大体テンポがゆっくりになるんですよね。
途中のテンポチェンジはともかく、だんだん変化していく系を多重録音で対応するのは難しい。
ブレスの話に戻すと、ドラクエの王宮系音楽はブレスが取りにくいものが多いかもしれません。
初代ドラクエの「ラダトーム城」という曲を2年前に投稿しているのですが、この曲も結構しんどかった記憶が…
どうしても苦しい時はパートを分割して対処したり。
せっかくなのでめちゃくちゃクラシックな「ラダトーム城」もよろしければぜひ!
うーん。
「ラダトーム城」を改めて聴くと、今回の「王宮のメヌエット」はかなり重厚感があることが強調されるなあ。
「ラダトーム城」は特殊管を持っていなかった頃のアレンジ、というのはもちろんなのですが、それにしても今回の曲はしっかり重みがある。
その重厚感を大事にすべく、今回の曲は伴奏はアルトフルートでがっちり固めています。
伴奏の中で普通のフルートの出番は実は結構少なめ。
ほぼアルト。
メロディラインは音域の幅はまあまあ、あるにはあるんだけどやはり低音域が主体になっていますね。
堂々と、フォルテでしっかり鳴らす。
フルートの低音域でフォルテ。
格好良いんだなあ、これが!
繊細な部分もあり、堂々とした部分との対比が緊張感を醸し出していますよね。
油断する隙を与えないような威厳のある王宮音楽。
一気に引き込まれる音楽です。
ぜひもう一度改めて聴いてみてくださいね!
この重厚感、痺れますぜっ!
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