勇者の故郷

本日はドラクエ4のフィールド曲、「勇者の故郷」について。

宜しければnote内でこちらの動画を再生し、BGMとしてお楽しみください！

この曲はドラクエ4の5章で聴ける曲ですね。
衝撃的でショッキングな幕開けとなった5章。
主人公である勇者が故郷を出て、仲間集めの旅に出ます。

そんな孤独な、哀愁漂うこちらのフィールド曲。
とても人気のある曲なのでお好きな方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

この曲は以前も投稿したことがあり、今回はリメイクVer.となっています。
以前投稿したものも宜しければどぞ！

3年前に投稿した際には特殊管がなかったのでフルートのみでイントロをカット、そしてループからフェードアウトしていく、という感じで演奏していました。
今回は持っている楽譜を丸々演奏しています。

以前のものと比べるとやはりアルトが入った分の厚みを感じますね。
フルートだけでも綺麗ではあるんだけど、アルトが入るとより深みが出る。

また、以前はカットしてしまったイントロの悲壮感よ。

ゲームのプレイ動画、最初からフィールドシーンを入れようかと思ったのですが、
このイントロ部分の悲壮感が焼かれた故郷で立ち尽くしているように感じ、少しだけ故郷のシーンも入れています。
それよりもうちょっと前のシーンも本当は入れたかったんだけど一応ネタバレ防止ということで…
(もうネタバレ？)

それにしてもドラクエのフィールド曲ってすごくバリエーションが豊富なように思います。
先日投稿したドラクエ2の「果てしなき世界」はめちゃくちゃ明るいけど、
今回の「勇者の故郷」やドラクエ1の「広野を行く」、ドラクエ2の「遥かなる旅路」などは哀愁が強い。
あとは4章のフィールド曲「ジプシーの旅」も哀愁を感じる曲でしょうか。

さて、この曲は同じメロディラインが2回出てくるわけなんですけど、
実は1回目と2回目とでは若干アーティキュレーションに違いがあるんですよね。

こちらが1回目。
サビ部分と言ったら良いのでしょうか。

1回目は結構スタッカートが付いていて、横の流れの中でも弾む箇所があります。

それに対して2回目がこちら。
アルトのハモリが入る部分です。

こちらにもスタッカートはついていますが、1回目の時に付いていたスタッカートがスラーに変わっており、
横の流れが強くなっています。

大幅に違うわけではありませんが、ほんのちょっとのニュアンスで印象が変わりますね。
こういった違いにも注目して聴いていただけると嬉しいです！
気づいた方いますかね？

また、前奏と後奏部分は全体的にスラーで滑らかに、横の流れが強調されている感じがありますが、
主題部分はメロディが横に流れつつも伴奏は弾む部分が多い。

この伴奏も横の流れにしてしまうと(それも綺麗だと思いますが)悲壮感が出過ぎてしまうのではないでしょうか。
そこであえて伴奏は弾んで希望を持って前に進む印象を受けます。
これから仲間探しだもの。
希望を持たなきゃね。

とはいえ私はどちらかというと悲壮感たっぷりな曲の演奏が好きというか得意だったりします。
特に前奏部分かな。
お涙頂戴っ！って感じで吹いてます。笑
伝われっ！

大変ありがたいことにご好評頂いているこちらの曲。
是非もう一度聴き直してみてくださいね！

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ここまでお読みくださりありがとうございました！
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