#文舵練習問題その2
朝目が覚めると魚だった旋回しながら前進する巨大な銀色の壁の一部だった巨大なジンベイザメが平べったい口を大きく開いたまま突っ込んでくる今のいままで自分がこんな風に圧倒的に無力な建造物の一部であるようなことを想像したことなんてなかった渦を巻きながらぐるぐると遊泳する我らが群れは怖いものなんか何もないという誰かの掛け声を心の底から信じているふりをしながらぐるぐるぐるぐると回っている時々誰かがどこかの魚の口に飲み込まれてそれっきりなんてことは日常茶飯事なわけだけどそれでもぼくらが進むのは進む方向に明日があるとわかっているからだわかっているから進むのだ確信に満ちた力強い動きで波の力すら超える
サポートいただけると嬉しいです。記事に反映させます。具体的にはもっと本を読んで感想を書いたり骨身にしたりします。