ザ・ロック

監督：マイケル・ベイ
製作：ジェイリー・ブラッカイマー
音楽：ハンス・ジマー
出演：ショーン・コネリー、エド・ハリス、ニコラス・ケイジ、デイビット・モース

アメリカ海兵隊の英雄ハメル准将（エド・ハリス）は脱獄不可能といわれる刑務所、アルカトラズ島で観光客８１名を人質に１００億ドルを要求し制限時間内に入金がなければサンフランシスコにVX神経ガスを搭載したミサイルを落とすと政府を脅迫する。かつてたった一人だけ、アルカトラズから脱獄した元英国特殊工作員メイソン（ショーン・コネリー）とFBI化学スペシャリストのグッドスピード（ニコラス・ケイジ）と共に海兵隊特殊部隊がミサイルを無力化するため難攻不落の島に潜入していくー

96年公開の傑作アクションムービー。
急に見たくなってAmazon primeの配信レンタルにて視聴。
監督はカーチェイスと爆破の王様マイケル・ベイ。
音楽は今や映画音楽のトップに君臨するハンス・ジマー。
主演に初代ジェームズボンドを演じ名作「アンタッチャブル」でアカデミー賞を受賞した今は亡きショーン・コネリー、未だ素晴らしき演技で出演する映画のレベルをワンランク上げてしまうエド・ハリス、そして今や脚本など読まずに映画に出ているんではないかと思われるアカデミー俳優のはずのニコラス・ケイジ。

特殊部隊がテロリストと戦う、という定番アクション。
一時期こういう映画ばっかり見ていたような気がする。

舞台は軍施設の化学兵器奪還からサンフランシスコのカーチェイス、アルカトラズ島潜入と目まぐるしく変わる。ハンス・ジマーのノリノリの音楽と破壊と爆発をテンポにしながら映画は最後まで突っ走っていく。
サンフランシスコの街をハンビーとフェラーリが破壊しまくりながら走り回るシーンは興奮するし、ネイビーシールズがアルカトラズに潜入するシーンもドキドキする。

不当に死んでいった仲間達の義憤に駆られ、軍隊の英雄が政府に反乱を起こすという悪役の人物像にひねりが加えられていてより物語に深みが増している。（エド・ハリスが演じているという理由もあるが）
ジェームズ・ボンド役を演じていたショーンコネリーが幽閉された英国情報部員役というのも面白く、時折見せるチャーミングさが素晴らしい。

複数人の脚本家で一気に書き上げたらストーリーらしく（タランティーノもノンクレジットで参加してるらしい）、色々要素を詰め込みまくりアクションと音楽で味付けしましたという感じで見終わった後お腹いっぱいになる。

でもたまに食べたくなる。

そんな映画だと思う。

メタルギアソリッド２OP

設定や音楽はたくさんのゲーム、映画に影響を与えた。

亡国のイージスの手旗信号は酷かったが…