【感想】ザ・ホーンティング・ザ ブライマリー
ホーンティング ザ ヒルハウス を見終わった流れでブライマリーも視聴。
ヒルハウスが想像以上にうまくまとめて終わってくれたので「悪くないね」といった感想だった。それを超えることはないだろうなぁとそこまで期待せずに見たけれど、良い意味で想定外だった。
<ネタばれ無し>
ホラーなので前半は鏡の中や扉の隙間にバッと現れる幽霊的な何かでびくびくさせられることもあるし、いつそれが来るのかと言い知れぬ恐怖を感じながら見ることができる。
ただ、言い知れぬ恐怖・・・のまま進んでいき「ウォー!怖い!」ってことはそこまでない。ヒルハウスのほうが全然怖かった。
けれども結末はハッピーであり、切なくもある感じなのだ。
後半に行くにつれ、いろんな登場人物の心情が露になっていくのでそれで心を持っていかれた。エンドレスエイトを見させられている感じではあった。(実際は違う)
ヒルハウスはホームドラマだったけど、こっちはヒューマンドラマだった。
ホラーにありがちな「なんでやねん」ってことがあんまりなくて、伏線回収もきれいにされていてとてもまとまったストーリーだった。
<以下ネタバレありのガチ感想>
さて、ガチな感想。
いや、もう、本当に切なかったなぁ。最終話泣いてしまったよ・・・。ホラー要素はなくはないけど、後半に行くにつれてホラーじゃなくて恋愛ものだったもん。
前半はちょっと退屈だなって思ったけど、ヒルハウスほどの退屈さはなかった。悪い子供たちなのかなーって疑念を抱きながら見ていたけど、そうじゃなくてホッとした。
ハナが切なすぎるよ・・・。オーウェンも母親のことを第一に考えていて、それが解放された瞬間に気持ちを伝えて・・・・でも最後まで愛するとか本当にあの2人に泣かされた。ハナ・・・素敵な人だったなぁ。
ずっと、ダニの物語だと思っていたけど、庭師が語り部でこれもまた切ないなと思った。
湖の底のダニは綺麗だったな。美しかった。
幽霊の顔がないのは人々の記憶から薄れていくから・・・という設定はどこかで似たようなのを見た気がするけど、今まで見たものよりも一番きれいにまとめていたし、ストーリーになじんでいた。「なんでやねん」ってことが少なく、伏線回収がしっかりされていてかつキレイだった。
ピーター役はヒルハウスのルークだった。
アメリカンホラーストーリーみたいな感じで役者が引き続くの、ちょっと好きだな。入りやすいし「アッ」って思える。
次は「真夜中のミサ」を見るつもり。