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読書が苦手な私の読書ができるようになった時のメモ

私はとにかく読書が苦手だ。読書をしていると眠くなってしまう。
集中力も全くないので1つの物事に集中して1つのことをすること(特にインプット行為)、が本当に苦手である。

こんな私が人柄と常日頃の頑張りが評価されて4月に昇格し部下をもち、人を評価する立場になってしまった。
人柄がよいとよく言われる私は、プレイヤーよりもマネージャーのほうが向いているという自負もあるが、独学でマネジメントなんてしたら部下の成長を妨げてしまうことはちゃんと理解している。
なので、先人たちの知恵や事例を参考にし、部下を正しく評価し、成長を促すようなマネジメントをしたいと思っていた。

さて、それをするにはどうすればいいか。

動画で学習も十分できた
 ☞ グロービス学び放題、schoo、Youtube

でもなんか違う。情報が足りない。動画だとよくわかるし、理解しやすいんだけど、なんか、こう、受動的というか。一方的に見させられれてる(自分から見に行ってるんだけど)感が否めない。
そして、圧倒的に「知りたい情報」が足りない。マネジメントの動画はたくさんあるけれどどことなく情報が足りなく、何か物足りない。


そんなことで悩んでいたある時「人事制度」について調べたかったが動画を見つけることができなかった。

「人事制度」は一般的に必要とする人は人事マンかコンサル会社社員くらいなので基礎的なものくらいしか需要がないのだろう、と自分の中で答えが出た。
じゃあ人事マンやコンサル社員はどこで人事制度の勉強を・・・?

すぐに答えが出た。いや、動画を探しているときから答えは出ていたのだ。本だ。本を読んでいるんだ。
大企業や中小企業の実例を語る本は山ほどあった。そんな動画はどこにもなかった。

ここで悟った。

と、なるとやっぱり読書なのか・・・。

学ぶには読書しかないのだ。どうしたらよいか。
本は苦手だ。読めない。読みたいけど読めない。
小学校の頃は江戸川乱歩が大好きで夢中になって読んでいた。
最後に読書をしたのも涼宮ハルヒの憂鬱(原作)を手に取って面白すぎて(驚愕)の上巻までを仕事をさぼってまで一気読みをした15年前だった。

動画だと学べるのに本だと最後まで目を通せずにしかも頭に残らない。
そして読書をしているとウトウトとしてしまい寝てしまうのだ。別に眠くて寝ているわけではなく、なぜか私の身体は読書=睡眠と捉えて、生理的現象のように睡魔に襲われてしまう。

ある日、夫に誘われて珈琲館へ行った。
夫は気分転換に珈琲館で原稿を書きたいと言っていたので、長居しそうだなと思い私も雑誌と本を持ってついて行ったのだ。
周りを見渡すと読書をしている人が結構いた。老若男女問わず、読書をしていた。

なんかカッコいい・・・

そう思って私も読書してみた。
すると不思議と1時間ずーっと読書ができたのだ。
1時間で10ページしか読めず、遅読すぎて夫には馬鹿にされたが(笑)

「カフェだと眠くならずに読書ができる!」そう気づいて週末珈琲館に行くようになった。
1時間半は集中できることに気づいた。(それを超えるとダメだった)
「読書の習慣ついてきたかも?!」と思ってたさなか、コロナ禍のあおりをうけ近所の珈琲館の営業時間が短くなってしまった

読書の習慣ついてきたし、家でも読めるのでは?と思って読んでみたがやはり寝てしまった。

カフェと家の違いは何なのかを考えた。
①雑音(店内のBGMや接客の音、おしゃべりの声、道路の音)の有無
②香り(コーヒーと料理の香り。お店独特のにおい)
③読書の体制(椅子に座りテーブルの上に本を置いて読むスタイル)

思いついた上記のうち②③を家で再現してみた。
まず、コーヒーを用意した。しすてローテーブルに座椅子のスタイルで常に仕事をしていたのだが、足のあるソファーで昇降式のテーブルを高くして疑似カフェを作り読書をしてみた。

するとどうだろう、自宅にいながら珈琲館のように読書ができたのである!!

リビングで再現はできたが、すぐに自室のローテーブルと座椅子をすて、PCデスクとPCチェアを購入した。

読みが当たった。
これで読書ができるようになったのだ!!!!!

こうして読書を始めようとしたところでいつものアマノジャクが発動し、読書よりもやりたいことができてしまった。(この時は資格の勉強だった)

そして読書ができることを悟ったにもかかわらず、読書を習慣化することができなかった、というオチの弱いお話。

*要約*
読書が苦手な人は環境を変えてチャレンジしてみよう。
読書が成功した時としないときの違いを分析しよう。

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