ゲームプレイ週記#197「フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜」

不思議シリーズ2作目

過去にクリアしたソフィーのアトリエが面白かったので続編もやってみた。キャラクターデザインはイラストレーターのゆーげん氏とNOCO氏が、フィリスの声優は本渡楓氏が務めている。地下で暮らすフィリスが携帯式のアトリエを手に外界に旅立ち、姉のリアーネや師のソフィーに甘やかされ助けられつつ1年間で公認錬金術士を目指す。RPGで日を浴びずに生きる人々を見るたびにセロトニンの欠乏が心配になる。

前作のソフィーは頑張ればパンツを見れたが、フィリスのパンツは開発中にスパッツに修正されたらしい。今はライザのように健全なエロさでなければ表に出してはいけない時代ということか。アトリエといえばリリースされたレスレリアーナも戦闘の演出が良いから気になってはいる。Team NINJAも開発に関わっているようだが、少なくとも揺れ表現にはその一端が窺える。

パネル調合

いつものように探索して疲労したら調合に入る。不思議シリーズの調合は素材をピースとしてパネルに配置していくパズルのようになっており、カプコンが特許を取っていたロックマンエグゼのナビカスタマイザーに見た目が似ている。配置によりゲージが一周することで各効果のレベルが上がるのだが、特に満タンになったときに置いた色に大きくボーナスが入るので欲しい効果に合わせたい。

ゲージの増量には素材の数値にその色の配置マス数の2乗パーセントが加算されるために数値が大きな素材は後に入れたほうがいいし、他の色の効果レベルも少しは上がるようになっているので下手な色を散らすよりも単色で伸ばしたほうが結果的に効果の付きが良かったりする。倍率の向上と触媒により定められたライン埋めを果たすために、なるべく釜の密度が上がるように素材を選ぶことが基本的な方針となる。

戦わなくてもクリアできる

気付いたら20時間が経っていてクリアしていた。アトリエは調合のサイクルのおかげで最後まで遊びやすい。熟練度の導入と量販の廃止によって品質を上げるために自力での量産が必要になった点については、操作のテンポの良さもあり困るほどではなかった。一方でストーリーに壮大さはないのだが、今回はフルスハイムの話が重要な割にぶっ飛んでいたなと思う。フィリスに遊びの才能がなくて子供エスカに泣かされるイベントは良かった。

今作はレベル上げそのものの価値も低いが、ボス戦に阻まれることがなくそもそも戦闘を避け続けたまま進行することができた。戦闘が面倒になり挫折しがちな身としてはありがたいがそれゆえに装備の質にこだわる時間もなく、調合の成果を実感する機会が少なくとも本編中には足りなかった。新しく発想したものを作っているだけでもそれなりの時間が経つから仕方がないか。まだやることを残してはいるものの、続編のシステムが最高傑作と聞いているのでそちらをやり込もうかと思う。

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