ゲームプレイ週記#065「あつまれ どうぶつの森」
目的のないゲーム
家族や友人が何人か買うだろうという見込みでどうぶつの森を買ってみた。自分だけの秘密基地を作ったりふざけてネタに走ったりすることに楽しみを覚える少年の心を僕はいまだに忘れていないので、気の向くままに何をしてもいいゲームにはハマりがち。しかしどうぶつの森は遊んだことがなかった。
どうぶつの森は口コミによって徐々に有名になったシリーズであり、今作は既に200万本を売り上げ初週販売本数がSwitch歴代トップに輝くお化けタイトルとなっている。この勢いはコミュニケーションツールとして遊ぶ人が多く話題性の強いこのゲームにしか出せないものかもしれない。
ゲームの最終的な目的は特に決まっていないということで、絶対的な目的達成のために強いられる作業も存在しない。基本的には労働して経済を回していくことになるが、興味のないことはしなくていい、というか興味の持ち方が自由。そんな素晴らしい世界で無理のない生き方ができる。
夢の無人島生活
「たぬき開発」がプロデュースする無人島移住パッケージプランによって島暮らしを始めることになった。ドヤ顔がかわいいのでいつでもアヒル口。ゲーム内にはスマホが導入されていたりDIY環境が整っているなど現代的なシステムが生活に入り込んでおり、無人島といえどサバイバルとは無縁のようである。
それなりのマイルを支払うとランダムで他の島に赴いて資源と住民を調達できる他、フレンドとは互いの島を行ったり来たりすることができる。フレンドを島に招いたら自宅の周りを密林にされてしまった。多少俯瞰にする程度にしかカメラを動かせないので収穫物が隠れて見づらいものの、木が密集していると木材を集めやすくなるので実はすごく助かるわけだが。
僕はキャンプとか海外旅行とかをしたことがないけれど、やるなら全部自力でやってこそやりがいがあるものだろうと思っていた。けれどもこうして手軽なプランに乗っかって楽しむというのも、それはそれでいいのかもしれないな。ゲームの中で楽しげに過ごす島民を眺めているとそう思う。
生き物集めが楽しい
僕にとっては虫捕りや魚釣りがメインの楽しみになりそうだ。これらの生き物を捕獲するときにもそれぞれちょっとしたコツがあって、ミニゲーム的な要素となっている。集めた生き物はスマホの図鑑に登録され、フータの博物館に寄贈することで展示される。モデルがリアルなので苦手な人には辛いかもしれない。
博物館はデザインが立派で、「あれはなんだっけ」と思い出しながら動く生き物を見るのが楽しい。図鑑もいろんな種のサイズを比較して見られるようになっていて面白いが、今までに集めた数とかフータの薀蓄とか、そういった情報を参照できるようにしてほしかったかな。
最近はゲームと睡眠のためだけに帰宅することが多くなり、どうぶつの森で遊ぶ時間が束の間のスローライフとなっている。UIがもっさりしているのもスローに遊んでほしいという意図だろうか。遊ぶ頃には深夜になっていてタヌキ商店は閉店しているし、昼間にしか出ない虫と魚は休日に捕るしかなくて少し不便だが、そんなことは気にしないでおこう。
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