ゲームプレイ週記#207「テトリス ジ・アブソリュート ザ・グランドマスター2」(2)

見えロール

音ゲーをやった後だと身体が慣れているのか、心なしか自身のクロックが上がったように感じる。レベル900台でもNEXTだけを見て2/3くらいの精度ながらも置き場所を決められるようになり、容量次第で窒息するかどうかの勝負になってきた。そしてしばらく格闘し、累計35時間程度のプレイでようやく初のカンストを記録する。これでこのゲームにおける第一の目標は達成された。

一度到達すると慣れるもので、20Gに突入することが当たり前になるように、ある程度のバッファをもって900台に突入すれば平気でカンストまで走れるようにはなってきた。壁を越えるまでの圧は大きな敵だと思う。制御できないほど速いわけではないから、冷静に配置を決められるだけの精神があれば逃げ切れる。普段の思考と操作をここまで加速できれば勝ちだ。

加速

ARIKAのロゴが止まっているところまではいけたので、これはもうクリアしたと思っておく。速さを意識し始めているが、そうなるともう見えロールのクリアでどうこうと言ってはいられなくなる。気づいたら終わっていたというくらいの速さで駆け抜けなくてはならない。序盤・中盤・終盤でそれぞれ使える技の全てを駆使していく必要がある。

自ら速度を上げられるゲームは好ましいが、このゲームでは目指すところが最終的にタイムの短縮のみとなることが明確だ。今のところは頑張ってレベル500で6分、カンストで11分を切れる程度で、8分45秒でのカンストには遠く及ばない。5分で500に達するまでは時間がかかるどころか実現できるかも怪しいが、まだ甘い認識、たまたま打った手に発見があるような、そんな流されている部分を掌握していくしかないか。

BIGモード

TGMシリーズにはデカリスのような、フィールドのサイズを半分にするBIG BLOCKモードが存在する。ミニチュアは美しいながらも往々にして本質を欠くものだが、これはこれで奥深く遊べるものになっている。普通にやったら500くらいで死んだ。先駆者による攻略情報を見ると、アドリブは前提として意外にも原則として西高東低の形は取らないらしく、左3列を空けるのがセオリーらしい。

BIGモードは地形のパターンが少なく一見して初心者向けに見えなくもないが、一手で死ねるため全然そんなことはなく、むしろ普通のTGMの経験に加えて特殊な訓練を積む必要があると思われる。そもそものTGMを極めてしまったごく少数の人間の遊びだろう。同じ題材でも対戦テトリスの人口が圧倒的に多いところに、ワールドルールという発明の偉大さを感じられる。ぷよぷよを主に布教していた学生時代にもテトリスで興味を買ったのはTスピンのテクニックだったことを思い出す。

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