ゲームプレイ週記#191「イース」

通勤プレイ

電車での暇潰しにクロニクルズ版のイース初代をやっていた。ロマサガもシンボルエンカウントであるがゆえに躊躇しているくらいなので、電車内でやるという点でアクション要素に不安が残ったものの、知り合いにスマホで遊べる名作のアンケートを取ったところ妻から推薦されたのでとりあえず買ってみた。FM音源が好きなのでPC-88版のサウンドが選べることが嬉しい。

イース初代はドラクエ初代の翌年に発売されたアクションRPGで、主人公のアドルはそのあたりと同じく無口だがオリジナルのイベントではしっかりとセリフがあったらしい。移植作としては導入の説明が不親切であるものの触っていればわかる作りにはなっており、タップを2点にすると走りから歩きになり、NPCにぶつかることで攻撃や会話ができる。民の多くは連続で話しかけていると1回くらいはセリフを変えてくれる。

速い成長

昔のRPGだから隙間時間にやる程度だと詰まるかと思ったが、次の目標を表示してくれているのであまり問題はない。さらに懐かしがった妻が攻略本まで買ってきたのでやり切る意思を固めていたら、冒険の目的である本などのアイテムが着々と埋まり物語は予想よりも早く終盤を迎える。いくつもある町を転々としながら情報を集めるような規模の世界ではなかったのだ。読書を怠りブルーアミュレットを回収していなかったせいで塔を逆走したりしながらも、無事にクリアすることができた。ドギがこの頃からいたことに驚く。

レベルも10でカンストであり、強化の幅がものすごく大きい。終盤のドーピングは利かなくなるが、そこまでにレベルか装備が足りないことがわかりやすく目標を立てやすいこの感覚が今となってはRPGとして新鮮で好ましく感じられた。少なくともノーマルで始めれば必要な金策も大したことはない。何が効いているんだかわからない長いイベント集のようなRPGに疲れた人は遊んでみてもいいかもしれない。短い話ではあるが、子供の頃に遊んでいたらこの世界にしばらく浸れていただろうと思う。

ボス戦の操作が厳しい

ハイドライドなどにも実装されている半キャラずらしという有名なテクニックがザコ相手では肝となる。ゼルダやドルアーガのように片方に盾を張ったような見た目だが、とにかく同軸での衝突を避ければダメージはない。ダンジョンでは壁沿いに走ったまま殴り合うとまともにダメージを受けてしまう。レベルが十分になればザコは画面上で行きたい方向を押し続けるだけで蹴散らしてくれるので楽だが、ボス戦はキーボードに比べてもタッチ操作が不便だった。

廃坑にいるコウモリの親玉は走って誘導し続けないといけないから画面から指が離せないし、指で画面が見えなくなるから慣れるまで苦労した。それと同様に苦しめられたのがラスボスで、こちらも被弾が減るよう崩落に巻き込まれないよう走り回らされる。10回くらい戦えば倒せるくらいの体力設定だったのでよかったが、もっと固かったら諦めていたかもしれない。結局ボス戦はほとんど家に帰ってから落ち着ける環境でやった。

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