ゲームプレイ週記#210「ウルトラ怪獣モンスターファーム」

MF2の正統進化

モンスターファームにウルトラ怪獣を載せるといういかにもアイディアだけで作った感じのタイトルだが、システムはMF2をベースとして下手に改悪せず利便性を上げたものになっており、シリーズファンからの評判が良い。完成された根本を変えずに出すにはコラボが適している。とはいえ育成対象には知性のある宇宙人も含まれているし、MFであれば当然亜種が存在するわけで、それを監修はしているのだろうが円谷が許しているところに新規開拓の意思が窺える。

バトルも大きく変わらず、ガッツのトータルをやりくりするものだ。相手の技が弱い位置を維持して、ガッツが溢れないかつなるべく不利にならないタイミングで殴り、終盤に優勢なら全体フレームが長い技を連打して試合が終わるまで相手のターンを回さない。意味不明という用語まで引き継がれているのがシュールに見える。ウルトラマンといえば気になるのは戦闘中のカメラワークだが、ほどよくハイスピード撮影感があり、煽りつつもアクションはちゃんと見えるように映していて良いと思う。

1体目

NFC再生も良いが、この時代になってもCDのタイトルから再生するという手段を残しているのは英断だろう。目的の怪獣がいなくとも思い入れのあるCDは挙げられる人が多いし、話題性がありストリーマーが使いやすい。データベースは内蔵されているようで、オフラインでも再生できた。あまり育成に効率を求める気はないので、好きなCDの化身として雑にそれぞれの引退までを見守っていこうと思う。

1体目はthe pillowsの「LIVING FIELD」からゴルザレッドキングが生まれた。ロック路線に入ってからのpillowsも好きではあるが、古い音楽が好きな人間にとってもう戻ることのない第2期の雰囲気は捨てがたい。似たような思想のアーティストを見つけたいものだ。レッドキングは基本的に見たままのパワータイプなので、技が一度も当たらずに負けることが増えてくる。ちからがカンストに近づいた後の成長期は命中を上げることに捧げた。

Sグレード公式戦優勝

育成で主にコントロールするパラメータは体調とストレスとゲキリンの3つに増えており、この中でストレスは今作でもマスクパラメータになっている。ただアイテムによる抑制が強くそれらを買う金も大会で楽に稼げるおかげで、毎週重トレでも回せるようになっているようだ。今回は疲労が上がりにくくなるタイラントの特徴も付けてみた。そうして延命しながら命中を地道に伸ばした結果、Sグレード公式戦の優勝までは達成することができた。

Sになった時点で兆しがあったのでそろそろ引退するかと思われたが、そこから半年くらいは耐えてペダニウム杯で負けライトニング杯で勝ち引退となった。MF2であれば疲労+ストレス×2を体調値としてこれを基に寿命が減っていたが、今作はどうなのだろう。ストレスは少なくとも体調アイコン表示に含まれているようには見えず、報告もないから完全に隠しているのだと思う。寿命にしか影響がないのかも気になるところだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?