ゲームプレイ週記#200「Jump King」

登山ゲー

かなり前に買って触ってから放置していたジャンプキングをやった。Getting Over Itのフォロワー作品で、頑張れば登れるようにデザインされた一繋がりのステージで頂上を目指す。Pogostuckしかりそれぞれが尋常ではない挙動をとる中で、最もデジタルに進行する点が特徴といえる。基本的に制御できるのはジャンプの高度と左右の方向のみで、地面から足を離したら着地するまで当然のように身動きがとれない。

長押しによるジャンプの溜めは1フレームずつ36段階に刻まれており、60fpsなので0.6秒でフルチャージとなる。跳ぶ地点と目標とする足場から許容されるフレームの幅が決まるということであり、それがなるべく広そうな、さらには最大で跳べるような、もっといえばショートカットになるような地点を探して確実性を高める。横跳びでも垂直跳びと高さが変わらないので、ある程度は軌道を予測した上で挑むことができる。

フェイルセーフとリカバリー

ジャンプキングはプラットフォーマーではあるが、アクションゲームというよりもゴルフをやっているような気分になる。失敗の仕方によって戻される地点が変わるから、どちらに転んだほうがましなのかは考慮すべきだ。結局は微調整が必要になるので採用しなかったが、溜め時間については5段階くらいに量子化して数えるようにすると成功率が上がるかもしれない。

ただこういった戦略を考える一方で、初見RTAをやっているわけではないのだからいくら落ちようが許容して、ステージを全部覚えるくらいのつもりで各区間の復帰が徐々にスムーズになっていく過程を楽しむ心構えでいようとも思っていた。3歩進んで2歩下がるを繰り返して掌握していく。そうして勘を磨けば、死に覚えとはいえ地形は見えるので別のステージだって素早く攻略できる可能性がある。

本編クリア

実質的な中間セーブであるエリアの存在は知っていたので、そこに辿り着くまでは気長に頑張った。ここまで来れば先は長くなく、 9割方勝ちだと思える。その前の吹雪エリアは練度が低いままに抜けてしまったが、その後の氷エリアは滑り台が安定せずそこそこの時間をかけた。着地を確認してからニュートラルで少しだけ溜めることを意識していれば、失敗しても軽傷で済む。

終盤のタワーも痛い落ち方をしないように気をつけつつ、試行を重ねてゴールまで上り詰めた。1時間やって2年間寝かせ、そこから6時間かけてのクリアとなった。クリア率は1割もないらしく、後続のOther Babesは当然母数が小さくなるから数値の重みが変わってくる。いわゆる2面も少し触ってみて、序盤の中間もどきまでは来た。またそのうち進めるとしよう。

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