ゲームプレイ週記#185「BLOCKSUM」

足し算アクションパズル

出身大学のサークルによる有名作として存在は知っていたものの遊んでいなかったゲームをダウンロードしてみた。カーソルを操作してブロックを結合するとそれらに書かれた数値が合算され、その数値以上の個数で連結すると一定時間後に消える。例えば5を消したいのであれば1と4や2と3を結合して5を5つ並べればいい。消えるまでは次々と連結を追加できる。

せり上がるブロックを溜めて時間を稼ぎながら処理する感覚はパネポンに、一定数以上のオブジェクトを後付けで繋げて消すルールはXIに、100の消去で難度が刻まれるデザインはTGMに、なんとなく似ていて彷彿とさせる。やればわかる操作とルールの単純さも、要求される慎重さと大胆さのバランスも、アクションパズルの要件を満たしておりよくできている。

整地が大事

ブロックを移動させることはできないため、端列に取り残されたブロックの処理が深刻な問題となる。基本的に端から始動することでU字形にならないようにしたい。スコアを度外視するうちは、ボーナスステージを呼ぶために片っ端から消しつつも整地に意識を傾けたほうが生存率が高まると思う。

時折フィールドに現れる石は打開の役に立ち操作ミスのリカバリーも可能にするがブロックを分断してしまう存在でもあるため、特に石の上にあるブロックは手間がかかっても真っ先に処理して空白を維持することが石の温存に繋がる。

クリア

レベル8あたりで死にながら、後に盤面を眺めて10を作らないと無理だと悟る。WRの動画も見てみたが、計算と操作が速すぎて参考にならない。どうやら巨大な数に固めて石で処理すると次の石の出現までの時間にペナルティが加わってしまうらしいので、なるべく丁寧に処理する。

何度目かのレベル9の挑戦中、時間を稼ぎながら10を完成させてからクリアを確信するまでの高揚感は久々に味わったものだった。おまけのスタッフロールで力尽きたが、ここまでで思っていたよりも苦戦したから達成感が大きい。ワンモードのゲームながら、リザルトに処理落ち率まで表示されるところにこだわりを感じる。

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