「いつか誰かがそこから引き揚げてくれるなんて思ってんなら
そんなものはいつまで待っても来やしないぜ。
もしあんたが何かを変えたいってんならな、こじあけることだ。
無様でも死に物狂いでもいい。
生爪はがしながら自分の手でひっかき続けるんだ。
その血に気づいてくれる人ならいるかもな」

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。