(君と僕)

千年前の角をまた曲がろうとしている

千年後の角をまた曲がろうとしている

出逢うはずのない角で
重なるはずのなかった時が

交わってゆく

曲がり角のその先で
折り重なって
生きていたんだ

たったひとつの約束みたいに握りしめて
ずっとずっと
ここで結ばれていた

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。