私の質量は
快適なはぐれ雲

空白の時間を持ち
孤独な重力に耐え
いささか頼りなくも
あまねく常世に満つ

巻き貝の迷宮を宿り木とし
死に際の地下室を棲みかとす

命が千切られる夢を見ては
鼻を削ぎ落とされ
金魚のように喘ぎ
壊れざる大地を知る

鳴動し続ける予感こそ
実在の己

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。