わたしのすきなひと
私には好きな人がいます。好きな人は、いつも格好良くて、古着のにおいがして、料理も絵も文章も上手です。私は、好きな人には一生振り向いてもらえません。私が魅力不足だからです。
モテる人というのは自分の魅力をよくわかっていて、自信がおありです。だから振る舞い方が格好良くて、憧れます。
私には、別に好きな人もいます。でも恋心があるわけではなくて、もっと安心感のある、家族みたいな、好きなのです。
一生振り向いてもらえなくても良いのです。私の好きは憧れにずっと似ていて、見ているだけで眩し