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こどものころは 小さいから 地面に近い。 いろんなものを直に感じられて 鮮やかで 音が大きい 輝きが大きい 恐怖が大きい。 それなりに世界はつながっている。 大人になると 地面から遠くて くすみがかって 音が小さくなる 輝きが小さくなる 恐怖も小さくなる。 俯瞰することができる 全体を整理し把握することができる。 見渡すことができる。 世界は再びつながりをあらわにする。 そして、 地面が恋しくなる。
知っても知っても 知り尽くすことはできなくて 知らないことを なくすことはできない 知っていても知っていても どこか違っていて そのすべてを知ることはできない 知らないことが わからなければ わたしは何も わかることができない 想像するとはなんだろうか 想像力とはなんだろうか 感じたことのない痛みは わかることができないのだろうか
理想と現実 ただただ、 理想と現実 現実と、理想。