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覚え書き4/5 小説同人誌を作る

ほぼ本文の原稿が完成した。もう一息!


印刷所決めてねぇ……

まだ印刷所決めてなかったから奥付の印刷所欄が空白だった。
あとついでに本文の文字色を「自動」から「黒」に変えておくのも忘れていた。
これをしておかないと印刷で文字に変なムラが出たりするのだ。危ない、危ない。
テキストボックスで作ったページも忘れず黒に変更しておく。

で、印刷所だよ。
候補としてはいつもと同じ株式会社RED TRAIN(ワンブックス)さんか少し冒険すべく他の印刷所さんにするか。
気になっているところ、使ってみたいフェアやセットをやっているところ、とにかく価格が安いところ……さぁ、どれにしよう。
ひたすら各サイトを見て悩む。
結局2日くらい悩んでいつものRED TRAINさんにすることにした。
すまんな、わいは臆病なんぢゃ……。
奥付に誤字のないようにRED TRAINさんの名前を入れて完了。

フォントの埋め込みを忘れない

最後の最後にフォントの埋め込みをするのを忘れないようにする。
上部の「ファイル」から「その他」→「オプション」→「保存」の下の方にある「ファイルにフォントを埋め込む」をクリック。しっかりオンになっていることを確認して完了。
あとは「名前を付けて保存」からPDFに変換して完成。

なおこの後だろうと何度でも見直しはしておくこと。
悔しいことに見るたびになにかしらのミスが見つかるので。
そしてこの時点で6月が終わった。

本文の次は表紙! いや、カバー絵!

一応本文が完成したので残りは表紙さえ作ればすぐにでも入稿できる。
だがわたしは絵描きではないのでこの表紙こそが鬼門である。
……え? セクション区切り? ちょっとなに言ってるかわかんないですね……。
絵が描けないということは誰かに頼むか、フリー素材を使うか、自分で写真を撮ってくるなどして素材を作るかする必要がある。
どうしようかな、と悩みつつそういえばカバーつけるかどうか考えてなかったわと思い出した。
カバーを付けるなら作業量は単純に2倍ほど。
……カバーいいかなぁ……いやでもここまで一般書籍風にこだわったんだからカバーは欲しいよなぁ……。
先人たちの知恵を借りるべく検索、検索、検索。
毎回毎回、解像度に悩まされているのでほんと表紙作業はつらい……。
何度解像度について調べてもすぐに忘れるので毎回調べている。既に2タイトル(StrangerAnother全5巻+らいらいらい!!3巻まで)の8冊を印刷してもらっているはずなのに毎回調べてる。今回も調べた。わからん。
これはもう表紙絵作成して配布してくださっている方のを使うしか……。
そして見つけた同人誌表紙メーカーさん。

マジか、今こんなんあるんか……よし、使ってみよ。

同人誌表紙メーカーさん神すぎた

いやもうなにこれ……すごい。ありがたすぎる。
操作も簡単でわかりやすくてサクッと表紙が完成。
あ、先にプリントオンさんの背幅計算ツールで背幅を出しておきました。
なんでプリントオンさんかというとググって出てきた中で見やすかったのがそれだったので……。
そして出来上がったのがこちら。

えぇ~……すごい……可愛い……え、ちょっと可愛く作り過ぎた???
いやでも内容も思ったより可愛らしい感じになったはずなのでちょうどいい……はず……。
同人誌表紙メーカーさんを使おうと決めてから1時間ちょっとで完成。すごい。もうすごいしか言葉が出てこない。
感謝するための五体投地ってどの方向にやったらいいんですかね?
とはいえこのままだとカバーの折り返し部分がないのでメディバンペイントで折り返し部分を付けました。
自分の手が入っていることには不安があるけども、とりあえずこれでカバー絵完成!
規約はしっかり何度でも確認しておくこと。https://www.pixiv.net/artworks/94938641

カバーができたら次は表紙

カバーがあるなら、カバー裏にちょっとした小話を書きたい……と思っていたので表紙は完全自力でやらなくてはならないことに気付いた。
はい、先人の知恵を借りるべく検索、検索ぅ。
出ました、ワードで作る小説同人誌の表紙というものが!
え、ワードで……? でも確かに絵を入れる機能はあるし、そもそも絵を入れるつもりはないな……?
とりあえずやってみるか。ということでこちらのページを見ながらワードを開く。

まずは用紙サイズの変更。
「レイアウト」の「ページ設定」を開き、「用紙」をクリック。
今回は背幅8mmだったので横が224mm、高さが154mmになるように設定した。断ち切りが3mm。……の、ハズ。

次にトンボ(余白)の設定。
「用紙」の横にある「余白」をクリック。
断ち切り3mmなので上下左右のところを3mmに設定。
あと用紙の向き(印刷の向き)を横にするのを忘れないように。

これで用紙の設定は終わり。
次は背表紙部分を作る。
「挿入」の「図形」から四角を選択。
「図形の塗りつぶし」で好きな色に変えて、「図形の枠線」を無しに。
右端にある「サイズ」を開いて中の「サイズ」で高さと幅を入力。
今回は背幅+1mmということで幅は9mm、高さは154mmに設定。
更に「位置」から配置を「中央揃え」「中央」にして完了。
ここで文字を入れたければテキストボックスを上から被せ、塗りつぶしなし枠線なしにしてタイトルを入力。今回はなし。

あとは表紙と裏表紙。
これはもう本文にタイトルページを作ったときと同じようにテキストボックスを使って作成。
枠線は太さ3pt、スケッチはフリーハンドを選択しちょっと歪め、実線を点線に。
色は背表紙とほぼ同じ色に設定。
タイトルと名前を入力して位置を整えて表紙完成。
裏表紙も同じように枠線を作り、「図形の書式」の「テキスト」にある「文字列の方向」から縦書きに変更。
サラッとSSを書いて裏表紙も完成。

誤字脱字やらのチェックをしたら原稿と同じようにPDF変換して完了!

いつでも入稿できるぞ!

これでカバー、表紙、本文が揃った。いつでも入稿できる。
……え、思ったより早くできちゃったな?
まだ7月一週目ですよ?
とはいえ流石に2冊目を作る時間はないよな……。
時間はあるのでもう入稿するか、それとももう少し見直しなどをしておくか……見直し、しよっか?
ってことで原稿はいつでも入稿できるようにしつつ、また見直しをすることに。
家のプリンターで全部とはいかないが、数ページだけ印刷してみて確認作業。

なんで作業続行してるんだろうな?

とはいえもう少し寝かせて入稿するにしても、見直しに時間を費やすにしても、イベントは10月後半である。
実はまだ出店申し込み締め切りも過ぎてないんですわ。(現在7月4日。締め切りは来週の9日)
いやでもマジで約2ヶ月早くできあがってしまったのでどうしたものか。
同人イベントというものがそもそも初出店側参加なので分からないことが多い。
ここまでできているがまだ出店確定すらしていないという事実。
とりあえずサークル参加についてあれこれ調べるか……と調べていたら、よくある同人アイテムとして「名刺」と「無配」があることを思い出した。
……そうだ、名刺と無配作ろう……!
作業続行である。

あると同人作家っぽくて素敵な「名刺」

名刺。社会人って感じがするし、作家感出ていいよね……。
でも名刺ってどうやって作るんだろうか。どこが印刷してくれるんだろうか。
なにもわからない。
とりあえず検索して調べてみる。
……あ、そういえばすんごい素敵なクリアしおり作ってくれるところあって、それやってみたいと思ってたんだよなぁ。

……クリアしおりが名刺代わりになってたら素敵じゃね?

そうだ、そうしよう。
気になってたクリアしおりの印刷所さんを探す。
見つけたのはオンデマンドP(西岡総合印刷株式会社)さん。

現時点(7月4日時点)では見積もりすら出してないけど、5000円以上送料無料なら40枚以上かぁ。
名刺代わりにするならほぼ無配だよな、これ。
金額……あとで考えよっか!
ということでとりあえずデータだけでも作っておこう。
ってことでまたワードを開く。
え? 絵なんて描けないし写真もセンスないから文字だけ勝負ですよ?

仕上がりサイズが45mm×145mmだそうなので塗り足し3mmを加えた51mm×151mmに用紙サイズを設定。
原稿表紙と同じようにして完了。
センスはマジで母の胎の中に置いてきたので、適当に名前を太文字にして文字効果をいじってみたり色を変えてみたりしておく。
あとはメールアドレス、SNSアカウント、ついでにBOOTHを書いて……いやこれだけだとちょっと寂しいな。
図形挿入で適当な吹き出しをぽんぽんと置いて……うむ、これがわたしの限界。
表紙や原稿本文と同じようにPDF変換して……しおりのデータができたよー。

個人的な意見として、一般参加側としては名刺はあるとありがたい。
気になる作家さんの別作品へのアクセスはもちろん、会場で買うかどうか悩んでいる方の名刺を貰っておけば、あとで通販できる可能性も出る。
まぁ作るかどうかは個人の自由だ。

長くなってきたのでとりあえず区切り。

よろしくお願いします。