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unity1week「そろえる」振り返り!

5/2より開催されていた unity1week に参加しました!
GW期間中の開催です!
今年は大きな予定もなかったので、ゲームをガッツリ作ってました!
それでは振り返っていきます!

↓ つくったもの

4/27(事前準備) アセットのインポート

簡単な事前準備を行っておきます。
とは言え、プロジェクトを作成して使えそうなアセットをインポートしておくだけです。
今回はDoTweenMasterAudioをインポートしました。
また、以前のプロジェクトからシーン管理クラスを移植しておきました。

5/2(1日目) ゲーム内容決定、会話パート仮組み

まずはテーマに添ったゲーム内容を考えます。
今回のテーマは「そろえる」でした。
いろいろ考えて頭に浮かんだのは「一式揃える」でした。
なかなか良さそうな気がしたので、これを軸に考えていきます。
一式揃えるものといえばなんだろう。
装備を揃える、道具を揃える、書類を揃える…。
と考えたところで2つのゲームが頭をよぎりました。

Papers,Please」は入国審査官となって書類が正しいかどうか判断するゲームです。提出される書類には、不備のあるものや偽造されたものもあります。
そして「Legal Dungeon」は警察官となって資料から情報を集めて意見書を作成するゲームです。資料から必要な情報をドラッグし、空欄を埋めて書類を作成していきます。
この2つのゲームから「偽造書類作成」のアイデアが閃きました。
頭の中で考えてみて面白くなりそうな感触があったので、ゲーム内容は偽造書類を作成するゲームに決定しました!

ゲーム内容はこれで良さそうなのですが、ただ淡々と書類を作るだけではちょっと味気なさそう・・・。
ということで、今回はストーリーを入れてみることにしました。
とはいえ、ゲーム内にちゃんとしたストーリーを盛り込むのは初めてなので、実装できそうかどうかを先に確認しておきます。
Fungusというアセットを導入して、試しに会話シーンを作ってみたところ、特に問題なく作成できそうだったので、これで会話パートを作成することにしました。

5/3(2日目) 偽造パート 画面レイアウト決定

この日は用事があったため、偽造パート画面に軽くUIを並べて、レイアウトだけ決めました。

5/4(3日目) 偽造パート 基本システム作成

偽造パートの基本システムを作成していきます。
ゲームシステムについては「Legal Dungeon」をリスペクトさせていただくことにしました。
まずは資料から文字をドラッグできるようにします。
文章中の特定の文字をクリックした、という判定をどのように実装するか悩んだのですが、以前のu1wで投稿されていた「夢の中で、あなたと」というゲームで似たような事を行っていたことを思い出しました。
調べてみると実装方法の考察記事を見つけることができたので、こちらを参考にして実装しました。
この<link>タグを入れてクリック判定を取る方法を見つけていなければ、今回のゲームを作るのはもっと大変になっていたと思います・・・!

次に、掴んだ文字をドロップできるようにします。
ドロップできる場所でマウスを離したら、その場所に掴んでいる文字を入れてあげるだけです。
あとは現在掴んでいる文字をマウスカーソルの下に表示すれば偽造パートの基本システムは完成です!
完成させられそうな感触を掴めました!

5/5(4日目) 素材収集、細かい部分の作成

会話パートと偽造パートの基礎ができたので、ここで各種素材を集めておきます。
今回は「偽造」がテーマなので、ハードボイルドな雰囲気を目指してみることにしました。
画像については実写写真を加工して使うことにします。
以下のサイトから素材をお借りしました。

BGMはカッコいいジャズでまとめます。
以下のサイトからお借りしました。

素材を集め終わったら、細かい部分を今のうちに作っておきます。
偽造パートのクリア演出とタイトル画面を作成しました。
また、クリアしたステージ情報をセーブできるようにしました。
セーブにはEasySave3を使用しました。

5/6(5日目) 会話パート完成、偽造パートステージ1完成

素材が揃ったので会話パートを完成させます。
この時点で偽造パートを4ステージ作成するつもりだったので、プロローグ含めて会話パートを5つ作成します。
空いた時間に偽造パートのアイデアは考えてあったので、なんとなくそれに添った会話をさせます。
内容は完全にノリと勢いで書きました。
直前にSPY×FAMILYを読んでいたので、ちょっとだけ影響を受けているかもしれません。

5/7~(6日目~) 偽造パート量産

会話パートができたら、あとは偽造パートを完成させるだけです。
ここからは物量との戦いです。ひたすらステージを作ります。

まずは偽造書類側から作成します。
画像検索で参考資料を探しながら、IDカード・航空券・パスポートなどを作成します。
画像作成はGIMPで行いました。

続いて資料側の作成です。
実際に自分に届いていた業務メールを参考に文章を作成していきます。
稟議書などの書類は画像検索で参考資料を探して作成しました。
人名がたくさん出てきて考えるのが地味に大変だったので、人名ジェネレータを使いました。

と、ゴリゴリ資料を作っていたところで、残念ながら締め切りが来てしまいました…。
思っていたより物量が多く、全然時間が足りませんでした。
遅刻してしまいましたが、引き続き作業を行います。

5/10(9日目) ついに完成!!!

締め切りから2日過ぎ、ようやく資料がほぼ完成しました!
最後の仕上げに、資料内の文章に<link>タグをつけてドラッグできるようにするだけです。
途中でチマチマ対応していたら絶対にミスをする確信があったので、最後に一気にやろうと思っていました。
一通りタグを入れて、全て正しくデータをドラッグできることを確認します。
そして最後に全ステージクリアできることを確認したら完成です!

評価

たくさんの評価をありがとうございました!
結果は以下のようになりました!(結果は5/22時点のものです)

【楽しさ 】4.082 (-0.074) 28位!
【絵作り 】4.033 (+0.392)
【サウンド】3.984 (+0.343) 45位!
【操作性 】4.131 (+0.272) 13位!
【雰囲気 】4.279 (+0.498) 25位!
【斬新さ 】4.148 (+0.320) 19位!

平均値は 4.109 (+0.281)で、総合ランキング17位でした!やったー!!
前回のゲームを更に上回り、高順位につけることができました!
いつか取ってみたいと思っていた平均4超えも達成することができ、感無量です・・・!

・楽しさ
楽しさは前回に引き続き4を超えました。
やはりゲームを作る以上、楽しいものにしたいと思っているので、この項目が4を超えているのが自分としては一番うれしいです!

・絵作り
この項目が4を超える日が来るとは思っていませんでした・・・!
自分は絵を描けないため、絵作りについては自信がないのですが、今回は自分なりにできる限りの事をしたつもりだったので、評価していただけて本当に良かったです!

・サウンド
この項目はどちらかというと素材をお借りした各種サイト様のおかげという側面が大きいと思います。それだけ良質な素材を提供してくださっている方々には感謝してもしきれません・・・!

・操作性
操作できる場所がわかりやすいという点と、わからない部分をゴリ押しでクリアできるゲームシステムが評価していただけたのかと思います!
おそらくですが、操作性の項目については純粋な操作性の良さだけでは上がらないのではないかと思いました。
ゲームの面白さや難易度調整の良し悪し、細かいゲームシステムでの配慮、プレイ後の余韻など、様々な要因が影響しているように感じます。

・雰囲気
思い切ってストーリーを入れてみて良かったです!
また、資料のリアリティなども評価されたのではないかと思います!
参考資料を何時間も探して作った甲斐がありました・・・!

・斬新さ
今回は既存のゲームをリスペクトさせていただいたので、ちょっぴり複雑な気持ちがありつつも、とてもうれしいです!
今回で斬新さは4連続ランクインとなります!
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないという言葉にもある通り、新しいものを作り出そうと思ったら、そこには既存のものが土台として必要なのかもしれません。
アイデアの引き出しを増やすためにも、みんなもたくさんゲームを遊ぼう!

以上で振り返りは終わりです!
今回、ようやく評価の平均が4を超えることができました。
改めて、遊んでくださった皆様、本当にありがとうございました!

初めて参加した時には、ここまで来られるとは思っていませんでした。
u1wに参加するたび一週間を全力で駆け抜けて、少しでも良いものを作りたいと足掻いてきたことが実を結んだように感じています。
過去のu1wではいろいろ苦悩することもありましたが、その経験は決して無駄ではなく、必要なものだったと今では思っています。
そういった経験を得る機会をくれたunity1weekには本当に感謝しています!

感極まって色々書きましたが、もちろん今回で最後の参加というつもりはなく、次回も都合が良ければぜひ参加したいと思います!
その際はどうぞよろしくお願いします!