「書く」を続けるか、諦めるか。2択しかないと思っていた私が見つけた「ヘルシーな続け方」
続けようか、諦めようか。
この2つの選択肢の間に立っている方が、いらっしゃるかもしれません。
2023年のはじめ、私は「書くこと」を続けるか、諦めるか、悩んでいました。
結果的には「続けること」を選択。続けるか、諦めるか、どちらか究極の選択をするのではなく、ヘルシーな続け方を見つけられたから。
悩みと向き合い、私らしい選択ができた2023年を振り返りたいと思います。
書くことを続けるのは難しい
私は、オンラインキャリアスクール「SHElikes」で書くスキルを学び、2022年からライターとしての一歩を踏み出しました。それから、本業と両立できるペースで、主にSEO記事を執筆してきたものの、1年もたたないうちに書くことができなくなったのです。
書きたいことで溢れ、やる気に満ちた2023年を迎えるはずだったのに……。「こんなはずじゃなかった」と、暗い気持ちで新しい年を過ごしていました。
当時は、SNSを見るたびに、書くことを楽しんでいる人、書くキャリアを広げている人たちの投稿ばかりに目がいきがち。
次第に、こんな思いを抱くようになりました。
続けるか、諦めるか、決められない。モヤモヤした気持ちでSNSを眺める日々。キラキラとした世界の中で、まるで私に語りかけてくれるような投稿を見つけました。
その光に導かれるように参加した、オンラインイベント。インタビューライター、編集者、広報としてキャリアを広げている人たちから、想像もしていない言葉をもらったのです。
書く仕事で活躍している人たちも、続けるための選択をしている。自分にあった方法を見つけられたからこそ、続けているのだと思いました。
諦めるのは、いつでもできる。
少しでも「やってみたい」「興味がある」という気持ちが残っているうちは、続ける方法を見つけられるかもしれない。やっと、重い腰があがりました。
続けるために選択肢を広げる
私らしく、楽しみながら、書き続ける方法。それを見つけられたのは、3つのことを取り組んだからです。
1.書き続けるために、学び直す
SHElikesとMarble、2つのスクールを利用して「書くための基本のスキル」「書くことと親和性の高いスキル(インタビュー、編集、広報、SNS)」を学び直しました。
もちろん、最近は書籍や動画コンテンツでもインプットできます。スクールのメリットは、インプットとアウトプットを繰り返す仕組みがあること。
さらに、実際のお仕事に相当する課題に取り組むと、プロからフィードバックをもらえます。GOODポイントは、謙遜せず受け入れ、自信をもつ。MOREポイントは「のびしろ」と捉えて、改善していく。手をつけるポイントが明確で、すぐに行動にうつせます。
同じ課題に取り組む受講生のアウトプット、フィードバックも同時に閲覧できるのも、インプットを増やすコツです。
期間を決めて、強制的に学習習慣をつくり、行動を積み重ねることで、「好きなこと」「取り組みたいこと」を言語化することができました。
2.「書く」でつながる仲間を見つけた
悩みを抱えているときこそ、ひとりで抱え込まない環境をつくることが大切です。私の場合は「書くこと」を軸にしたコミュニティに所属し、人と繋がりをもつことでした。
コミュニティは「書く仕事を続けている人たちのマインド、キャリアの変遷を知る」「仲間とともに、インプットやアウトプットの習慣をつくる」など、書き続けるための居場所となっています。
ライフスタイルも、これまで経験してきたことも、書くことに対する向き合い方も、誰ひとりとして同じ人はいません。共通しているのは「書くことを仕事にしている(したい)」だけ。
「私は私である」「私らしいキャリアを選択していけばいい」と思えたことも、私にとっては大きな変化でした。
3.「書く」を軸に視野が広がった
書く仕事とは、メディアに掲載する記事を書くことだけではありません。書くことを中心に周りを見渡してみると、たくさんの仕事が広がっています。
ほんの一例です。探してみたら、さらに広がることでしょう。
ひとつの記事ができあがるまでの工程では、書くスキルの他にも、ブランディング、マーケティング、広報視点なども求められます。
また、メールやサイト、コピーは、短い文章で伝えたいことを伝えなければなりません。さらに、ひとつのカタチをつくりあげるには、多様な人たちとのコミュニケーション力も必要です。
視野を広げて、さまざまなことにチャレンジしてみると、「取り組んでいて楽しいこと」「得意な領域」を見つけることができます。
ヘルシーに続けるためには、人と比較しない
約1年前までは、SEO記事を執筆することしかできなかった私。
行動を積み重ねることで、インタビューやキャッチコピー、サイトのライティングなど、書く領域を広げられました。さらに、ライターだけではなく、コミュニティマネージャーやスクール受講アドバイザー・メンターとしても活動しています。
1年前は、書く仕事が100%でした。でも今は、書く仕事の割合は全体の40%程度です。
この数値の受け取り方は、人によって違います。でも、私の配分について、他の人が良し悪しをジャッジすることなどできないのです。だって、私ではないから。
この配分が、良いかどうかは、私が決めることです。
もしかすると、来年になったら配分が変わるかもしれません。そのときの状況や気持ちに応じて、私らしい選択をすることで、ヘルシーに書き続けられるのだと思います。
***