言葉が豊かになると心が豊かになるなぁという実感

まだまだ続く、イラストコミュニティが楽しいという話。

参加しているイラストコミュニティではSlackというチームコミュニケーションツールを使っている。

面白いのは投稿にスタンプがつけられる機能で、イメージとしてはTwitterやFacebookのいいねに近いのだが、種類がすごく多い。

スマホの絵文字として登録されているものは一通り使えるし、オリジナルスタンプも作って使うことができる。

コミュニティの運営者さんもオリジナルを用意してくれているのだが、「ときめく」「すてき!」「わくわく」という感情表現系から、「形が良い」「いい線」「塗り最高」という技術を褒める系、「よく寝て」「わかる」というねぎらいや共感系など、とにかく種類が豊富。

(さっき数えたら250個近くあった。すごい〜!!)

使いやすくて楽しいので、メンバーの投稿に気軽にペタペタしている。一つの投稿に複数のスタンプをつけることもできるので、好き!の感情が高まると光の速さでスタンプを連打する。

もちろんコメントもつけられるので、お互いの作品や経過に対して感想やアドバイスを送りあったりもしている。

…というのを半年やったわたしが最近気付いたのは、「なんかわたし、褒め上手になったな…?」ということ。

誰かの作品に対して、以前なら「すごい」とか「かわいい」とか「きれい」くらいしか言うことができなかった(思いつかなかった)のが、最近は「目の塗り方が透明感あって素敵!影の入れ方が良くて光の強さが伝わる!色の配置がおしゃれ!」みたいに、いいところを具体的に言語化して伝えることができるようになってきた。

自分も描いているから、目が「見える」ようになってきたのかな、とも思うけれど、それ以上に日常的にだれかやなにかを褒めること、そしてだれかに褒めてもらうことが増えた、というのが大きいのではないかなぁ、と感じている。

というのは、お絵かき以外でも褒め上手になった気がするのだ。

子どもたちへの声掛けだったり、会社の人に話しかける時だったり、自分自身に対して脳内で話しかける時だったりのボキャブラリーがすごく増えたし、ポジティブな言葉がたくさん思い浮かぶようになった。

特に子どもたちに対しては、褒めたいところが無限に思いつく。今日も保育園に元気に行ってえらい、保育園のお話をたくさんしてくれて楽しい、ほっぺたがまんまるでかわいい、苦手な食べ物に挑戦してすごかった、脚の筋肉がすごい、目が夫にそっくりでかわいい、ハイハイが上手ですごい、大きくなってえらい、塗り絵のセンスが抜群、ご飯モリモリ食べてえらい、お腹ぽんぽんでかわいい、etc...etc...

そして言葉がポジティブになると、なんだか気持ちまでポジティブになる。言霊ってある。

言葉ひとつがお守りにも凶器にもなる、なんて言うけれど、そんなものすごい力を持つ言葉をどう使っていくか、どんな言葉を自分の周りに纏わせていくか…それを考えるのは、そのまま生きることそのものを、考えることになるんだろうなぁ…なんて思っている。

豊かな言葉とともに豊かに生きていきたい。