コントレイルおめでとう。

画像1

緊張――競馬をしてるとレース直前はいつだってドキドキします。

が、もう今日だけは桁違いでした。

このレースですべてが決まってしまうこと。距離は明らかに不適。

「世代限定戦であれば、能力は適性を凌駕する」とは言え・・・。

予想や評価であれこれ書きましたけど、やっぱり不安は不安でした。2,000mならここまで緊張しなかったと思います。

距離が長い分、色んな駆け引きが勝負を左右してきます。走る時間が長くなりますから、その分不利を受けたり、何かが起きる可能性も大きくなる。それが怖かった。

騎手、調教師、厩舎スタッフ、生産牧場、そのプレッシャーは想像を絶するものだったでしょう。。

福永騎手、矢作調教師、金羅さん、厩舎スタッフの皆様、生産牧場の皆様、コントレイルを勝たせてくれてありがとうございました。

コントレイルが勝った瞬間、泣きました。レインボーラインが天皇賞・春を勝った時にもウルっとはきましたが、ここまで感動したのは初めてでした。

前週、デアリングタクトよりパラスアテナの着順ばかり気にしていたのとは大違い。。

振り返ると何だかんだダービーが一番楽だったかもしれないですね苦笑

キャプチャ

1着 コントレイル

次走はジャパンカップにというプランもあるとかないとか・・・今回結構大変なレースだったので、状態を見てになると思いますが無理はしないで欲しいところ。

最近の馬で言うと、ダノンプレミアムの先行力と基礎スピード、ダノンキングリーの切れ脚の両方を良いとこどりしたような馬なので、古馬相手でも即通用するでしょうし、デアリングタクト比較でもこの馬の方が力は上かなと。

コントレイルを負かすとしたら・・・?

ここからは古馬相手の対戦に楽しみが膨らみますが、この馬を負かすとしたら、例えば2,000mで先行好位からでも高いスピードを発揮する力がある馬になると思います。

牡馬だと条件付きになりますが、スローペースでのサートゥルナーリア、ちゃんとした力を発揮した時(出遅れたり、逃げたりしない)のダノンキングリー・・・くらいでしょうね。ワグネリアン世代には負かせる馬はいないと思いますし、

牝馬なら、やはりアーモンドアイ良馬場でのラッキーライラック、究極の切れ味勝負になった時のノームコア、馬場が渋った時のクロノジェネシスの4頭かなと思います。いずれもマイルから中距離で強い馬たちですね。

コントレイルを負かすにはマイル並の高い基礎スピードと、そこからさらに1段上のトップスピードの両方を兼ね備えていなくてはなりません。

2着 アリストテレス

ポジション面で評価を上げましたが、この馬がここまでやるとは思いませんでした。が、各馬評価でも書いた通り、距離が延びた方が良いですし、プリンシパルSで露呈している通り、上がり勝負になるとこの馬はビターエンダーにすら勝てません。

今後のローテは分かりませんが、スピードが問われるレースでは評価を下げてこの馬と付き合うのが良いでしょう。

3着 サトノフラッグ

出来ればディープボンドが良かったんですけど・・・4角で捲っていく競馬をすると思ったら、最後方待機でズドンしてきました苦笑

これまでにない競馬で今回はハマりましたが、最後方からでコントレイル・アリストテレスと上がりがほぼ一緒。

この競馬を今後やるなら、ちょっと付き合い方は考えないとですね。3,000mの長丁場でどの馬もバテていたからこそハマったものですので、距離が短くなってスピード勝負になると、東京ではまず通用しないですし、小回りコースでも古馬相手には通用しないと思います。

馬券的に付き合い方を上手く見極めたいですね。個人的に本命にするレースはほぼ無いと思いますが…

4着 ディープボンド

ダービー5着、神戸新聞杯4着、菊花賞4着・・・と馬券スレスレで負けていますが、コントレイルの太刀持ちとしての立場もあるので、致し方ないところ。よく頑張りました。

コントレイルとは違い、長距離路線を歩んでいくと思いますが、太刀持ちの立場から離れてどんな競馬をするか楽しみ。京都新聞杯のようにちょいペース厳しめの長距離レースが向く気がします。

5着 ブラックホール

後ろからズドン系の1頭でしたが、上がり35.4秒。サトノフラッグ比較では位置どりの問題もあったかもしれませんが、何よりも前にいたディープボンドを抜けませんでした。

荒れた馬場も味方したはずですが、これでこの結果では、古馬相手に重賞で通用するかは正直疑問・・・来年あたり札幌・函館のOPの長距離レース出てそうな気がします。

6着 ロバートソンキー

荒れた内を走ってここまでこれたのは立派。神戸新聞杯がフロックではなかったことを証明しました。

次は自己条件に戻って1勝クラス。後ろからの競馬になるので、多少取りこぼしが懸念されますが、すぐに勝ち上がるでしょう。

7着 ヴェルトライゼンデ

実は前回仕上がっていて、今回調教が怪しいと言われていました。そういった情報があったので評価を4番手まで下げました。

あと、何よりこの手の馬って対抗馬として注目され過ぎて、スコーンと凡走するよなぁという直感的なものがありました。

予想に「コントレイルを意識し過ぎると、足元を掬われる」と書きましたが、位置取り的に明らかに意識していましたよね。これが完全に命取りでした。

コントレイルとの着差が縮んでいるなんて話もありましたが、ダービーではコントレイルと同じ位置取りにいながら、上がりで0.7秒もの差をつけられていました。一方の神戸新聞杯では最後方からの競馬になり、上がり最速でコントレイルに迫りました。

つまり、この馬、距離が延びて良いと言われていましたが、そもそもスタミナがあるわけではないんですよね。少なくともディープボンドよりは明らかにない。

ちょっと今後のレース選択が難しいですね。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?