オークス(GⅠ)・各馬の不安点を書くだけの記事
牝馬クラシックはもうこの方向でいきます苦笑
というわけで、桜花賞でも書いた各馬の「あれ?」と思う不安点を挙げていきます。馬券の参考に。
テン1F/3F比較表
各馬の不安点
1:ウォーターナビレラ
距離がもたなさそうというのは皆が言っていることですが、大体そういう距離不安の馬に乗る時の武豊騎手って大体位置下げますよね。
チューリップ賞では最後12.0秒まで垂れて差せませんでしたが、距離長いと結局チューリップ賞と同じ状況に陥りそうな気がします。
2:スタニングローズ
この馬も体力がどうか。一番引っ掛かるのが、デイリー杯2歳Sの時なんですが、実はこの時がこの馬が最も速く前半3Fを走った時でその時のタイムが36.0秒。。
いや、このタイム、追込馬のタイムなんよ…(ノブ風)
それで、ラスト3Fが11.5-10.7-12.0という推移で、プルパレイよりも真っ先に垂れているので、どうにも実力に疑問符。
フラワーCは最内枠でスローでゆったり立ち回れたのと、上がりが掛かったのが結果的にこの馬に向いたという風に見えます。
3:アートハウス
週中にもつぶやきましたが、人気し過ぎでは?
忘れな草賞は馬場差-1.4と結構速い時計が出る馬場。そこで阪神内回り特有のロンスパになっておらず、3F戦で後続を突き放したような勝ち方でした。
人によっては、12.0-11.7-11.6-11.1というレースラップ推移をロンスパと言っている人もいるようですが、先頭の馬が12.0秒を切るようなラップを刻んでないのは頂けません。
これがロンスパでまかり通るなら、フラワーCだってロンスパ、ホウオウバニラのアルメリア賞だってロンスパです。せめて前の馬が11秒台後半で走るくらいのペースでないと、馬場差-1.4では大した負荷になっていません。
エリカ賞で逃げたジャマンすら抜けていないように、ペースが速くなったりキツいロンスパになったりすると対応できるようにはあまり思えないですね。
4:ルージュエヴァイユ
Twitterで、後方からジリジリと脚を使うタイプだから、フローラSで粗品が指名してるけど自殺行為だと指摘しましたが、その通り差し損ね。
スタートがどうしようもない遅さなので、ペースがキツくなったり、馬場が渋ったりして浮上してくるタイプなので、展開次第というところ。
5:サウンドビバーチェ
なんというか、どう戦うのが正解なのか全く見えない馬ですよね。
チューリップ賞はあわやの4着でしたが、この競馬をオークスでやるわけにはいきませんし、白菊賞のように差すにしても、相手関係が楽だっただけ。
上がり3F推移も11.6-10.4-11.9と最後は落ちているので、スタミナが問われると差し損ねそうな感じがします。
6:サークルオブライフ
1にも2にも血統が気になります。母系が短距離血統。
ヴィクティファルスの時か何かに書いたんですが、スタミナはミトコンドリアの機能が関わっていて、そのミトコンドリアは母親由来です。
なので、追走力を問われるような形になったり、今の雨の影響が残ってしまうと、差せずに終わるかもしれないなと。
ちなみに、キタサンブラックがかつてスタミナの話で何故スタミナがあるのか分からないなんてよく言われていましたが、個人的な見解としては父親からミトコンドリアが遺伝しないなら、当然母父のサクラバクシンオーの影響はガン無視。
母系だけ辿るとテイズリーという馬なんかは中距離の勝ち鞍をあげた子供を産んでいたので、素地はあったと思います。
そういう意味では、サークルオブライフの母方の祖母はヴェローチェオロの母親なので、持つかもしれないんですけどね。ただ、ヴェローチェオロってそこまでスタミナがある方ではないので…。
7:ホウオウバニラ
何人か穴で指名してる方見かけましたけど、持続力がないんですよね。
アルメリア賞は前半もそこそこ速かったですし、それでピースオブエイト、ジュンブロッサム相手に3着は立派なんですが、そもそも4着以下がだいぶどうしようもないレベル。
あと、フローラSは差して来ていますが、最後の1Fで11.9秒まで落ちています。ほぼ同じ位置にいたルージュエヴァイユの最後の1Fが11.4秒なので、ちょっと実力差が。。
この馬買うなら、ルージュエヴァイユ買った方が良いです。
8:ナミュール
粗品の呪いがかかった馬。
この馬の過去の3F推移を見るとよく分かりますが、
このように10秒台は出すものの、持続力がちょっと微妙。
特に桜花賞で露呈していますが、早めに仕掛けた結果、最後の1Fまでスピードが保てず、相対的にベルクレスタやサークルオブライフの方が速くなって差されてしまっているんですよね。
馬場も心配ですし、距離が長くなって底力を問われる形になると桜花賞同様に止まる可能性も。
9:エリカヴィータ
ルージュエヴァイユと同じように、ダラダラと同じ脚を使うタイプ。なので、前走は先行出来たのが良かったと思います(先行勢も地力なかったですし…)。
ただ、いくら福永騎手を配したとは言え、この馬のテンはそこまで速くないので、流石に今回のメンツでは位置取りを下げてしまう可能性も。
そうなると、ペースが厳しくなったり、時計が掛かるような状況が必要になります。
10:ラブパイロー
前走は相手と馬場が向いただけ。鞍上が最大の不安でしょう。ダービー卿チャレンジトロフィーみたいな酷いペースを刻んできたら笑います。
11:ベルクレスタ
お姉さんのアドマイヤリードやカレンシリエージョが2,000m以上であまり良いパフォーマンスが出来ていないのが微妙。
ただ…趣旨から逸れますが、それ以外はマイナスポイントが少なく、阪神JFの時と比べても桜花賞の方がパフォーマンスが上がっているので、成長しています。
2歳時はペースについていけなかったことで、脚が一瞬しか使えずに最後は失速してしまう形になっていたのが、アルテミスSや桜花賞では最後まで失速することがなくなっています。(これがナミュール相手に逆転している理由です)
ちなみに位置取りの問題じゃないかと思うかもしれませんが、アルテミスSと桜花賞を比較すると、本馬の前半3F走破タイムは0.1秒しか違いません。
マイルのスピードになかなかついていきづらかった分、オークスでパフォーマンスを上げる可能性は結構あるかなと。(ただし、負けたらお姉さんたち同様に距離)
12:ライラック
桜花賞は出遅れたことで、無理に追わず、次に向けてほとんど走っていないらしいのですが、最後の直線見てもそうなの?という疑問。。
上がり3F推移が11.0-11.2-11.9で、無理してない割に最後失速してんじゃんと言いたくなる状況で、正直何とも…。
福永騎手を以てしてもあれだけテンが遅いのですから、ゲート練習してどれだけ行けるか不明。
お兄さんはブラックホールなので、距離延長はもちろんプラスだと思いますが、そもそもその馬あまり強くn(ry
フェアリーSでの追込捲りは見事でしたが、後半3Fも11秒台後半ばかりの低速レースですから、馬場が渋れば。
13:パーソナルハイ
だいぶ使い詰めですし、やはりスタートがネック。前残り馬場・相手も弱かったフローラSとは真逆の状況で着順が浮上するようには…
14:シーグラス
東京で全くダメ⇒小倉で善戦しているように、上がりが掛かることが前提。さらに、小倉は相手がだいぶ弱化した状態でした。
ライラックが来るならこの馬が浮上する余地もあるかもですが、最後が12秒台続くようなことでもない限り厳しいかと。
15:ピンハイ
チューリップ賞からの連戦で疲れが出てきたか、調教がだいぶヤバいようですね。ただでさえ小さい体重も輸送でさらに減る可能性もあり。
16:プレサージュリフト
クイーンCで差して勝利⇒桜花賞で凡走⇒オークス、というのが5年前のアドマイヤミヤビを彷彿とさせます。
ただ、、、脚が遅すぎます。最後方濃厚。後方からダラダラ脚を使うルージュエヴァイユよりは良いかもしれませんが、外枠で戸崎騎手だと馬鹿正直に枠なりの競馬で大外回しそうで、あまり良いイメージが…。
17:ニシノラブウインク
フラワーCはAコースでありがちな内前有利なレースでした。
それだけに、距離延長で先行してどれだけ粘れるかの競馬になりそうですが、フェアリーSを見る限りスタミナを問われると厳しくなる可能性も。
18:スターズオンアース
最大の不安は枠。マイルよりは距離延びた方が良いと思うので、他の馬と比べるとプラス要素は多め。
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