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抗体検査は採血だけで待ち時間込み20分程度 風しんクーポン券を使ってみた

風しんが流行っているという報道 が続いているが、筆者のところにも「風しんクーポン券」が届いたため、その体験談を書いておこうと思う。

クーポン券自体は6月に届いていたのだが、「献血直後で、また採血は嫌だなぁ」と思っている内に8月に入ってしまったため、何とかお盆に入る前に抗体検査を受けた形だ。


風しんクーポン券は3種類?

届いた風しんクーポン券は、次の3種類あった。

①抗体検査券
②予防接種予診券
③予防接種券


用意できるワクチンにも限りがあるため、まずは抗体検査で予防接種が必要かどうかを判断し、接種が必要な人だけが予防接種を受ける流れである。



まずは、自治体のホームページから病院探し

クーポン券が届いたものの、どこの病院で抗体検査を受け付けているかまでは分からない。そこで、まずは自治体のホームページに行って実施医療機関を調べることにした。

100施設ほどの中から Google マップを脇目に通いやすいところを探す。

患者の多い大きい病院よりはクリニックの方が良いのかなぁと思いつつ、その内の1つに電話をかける。実施医療機関の一覧には小児科や婦人科もあったため、成人男性を受け付けているのかの確認も必要だし、予約が要るかどうかの確認も要ると思ったからだ。

電話をした結果、特に予約も要らないとのことだったため、8月7日に行くことにする。



抗体検査は採血だけで、待ち時間込み20分程度

当日、病院に到着して風しんクーポン券と保険証を出して抗体検査をお願いすると、受診票を手渡された。

小中学生の頃、それまでは打つのが当たり前だった集団予防接種が急に任意で打っても打たなくても良くなった記憶だけがあって、風しんの予防接種を受けたかどうかは思い出せないため、「いいえ」と答える。


受診票の提出後、しばらく待合室で昼のニュースを見ていると、採血をするため看護師さんに処置室へ呼ばれる。

他の患者が「こっちの方が先じゃないか?」と看護師さんに文句を言い始めたが、(貴方が待っているのはお医者さんによる診察だろうし、採血は看護師さんだけで出来るからこの順番なんだけどなぁ。ちゃんと「採血しますから」と言ったの聞いてなかった? 看護師さんは大変だなぁ)と心の中で思いながら処置室で待つ。

手慣れた看護師さんによる採血はすぐに終わり、再び待合室へ。検査結果を電話で伝えてくれることなどを確認して、その日は待ち時間込み20分程度で終わった。



接種の必要なしと連絡を受け、検査結果を受け取る

お盆に入るため結果通知は遅くなるかもしれないとのことだったが、検査が空いていたのか、早く済ませてくれたのか、8月9日には電話で「検査の結果、予防接種の必要はないということでした」との連絡を貰う。

お盆をはさんで 8月20日に受け取った結果は下記の通り。


風しんの抗体検査には幾つか種類があるようで、筆者のは CLEIA法だった。いつどこで抗体が出来たのか全く記憶にないが、20未満で予防接種の必要ありとされる抗体価が 155 IU/mL となっていた。



まとめ 風しんクーポン券利用のすすめ

ずるずると8月まで後回しにしていた筆者が言うのも何だが、検査は短時間で終わるし早く済ませた方が良いと感じた。

大人が風しんに罹ると、高熱が出たり、発疹が長引いたりなど重症化することもある。どこかで風しんウイルスを貰って寝込むよりは、ワクチン接種で予防した方が良いように思う。

また、漫画『コウノドリ』が話題になった ように、風しんは「これから生まれてくる命」に多大な影響を及ぼす病気だ。妊婦が風しんに感染することで、お腹の中の子にも感染して障害を抱える 先天性風疹症候群 である。

周囲が風しんの感染を予防しておけば阻止できるのに、予防を怠ったがために障害を抱えさせてしまうのは悔いが残るだろう。

幼少期の病歴や接種した予防接種の種類など記憶があいまいな筆者にとって、風しんの抗体を持っていることが解ったのは安心材料だ。クーポン券が届いた方々には、ぜひ使ってもらいたいと思う。(了)



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