3つのドーシャー空と風・火と水・水と土
アーユルヴェーダでは、宇宙のすべてのものは
「空・風・火・水・土」という五大元素から
構成されていると考えます。
小宇宙である人体も、
この五大元素のうち、2つずつが対となった、
3つのドーシャからできています。
ドーシャとはサンスクリット語で、
「増えやすいもの」「病素」などを意味しますが、
病素とはいっても、健康も支配しているもので、
「生命エネルギー」とここでは言い換えます。
その3つの生命エネルギーには、
◉ヴァータ・ドーシャ(風と空)
◉ピッタ・ドーシャ(火と水)
◉カパ・ドーシャ(水と土)
があります。
この3つのドーシャによって、
わたしたちのからだやこころは動いているのです。
そして興味深いのが、からだだではなく、
こころも司っているというところ。
遥か昔から、からだとこころはひとつである、
ということが明らかだったのですね。
で、この3つのバランスがとれていれば健康であり、
バランスが乱れてくると病気があらわれてくる
ということになります。
この「バランス」というのも面白いところで、
3つが均等であればよいバランスなのではなく、
その人が生まれもった3つのバランスがあります。
つまり、ひとりひとり、3つの最適なバランスが違う。
「誰一人として同じ人はいない」
というアーユルヴェーダの根底を貫く理論が
まさにここにあるのです。
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