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季節ががらりと変わった1か月
思えば9月の最初はまだまだ暑くて、エアコンがないと寝られなくて、昼間なんてだらだらと汗をかいていた。
そんな暑さが嘘のように、今日は窓を開けて寝ている。昼間でも日差しがあると少し暑さを感じることがあるものの、服はすっかり秋の色になった。
いつのまにこんなに季節が変わったのだろうか。
月の変わり目はいつもきっちりと決まっている。
「今日までが9月です」「今日からは10月です」と。
だけれども季節にはどうもその切れ目がない。
だんだんと気温が下がったり、
おいしい食べ物が変わっていったり、
山の色が変わっていったり、
吹く風の香りが変わったりする。
でもそんなゆるりかわる季節は、去りゆく夏を恋しく思わせてくれたり、秋の味覚を楽しみに思わせてくれる。
季節がぱきっと変わらないのは、きっとこうやって去り行く季節にゆっくりとお別れを伝えて、すぐそこに来ている季節を楽しみにする時間を作ってくれているんだと思う。
ともすればそんなことないでしょ、と一蹴されてしまいそうなことを考えながら、9月を後にする。
この夏は本当にいろいろな人や場所、ことに出会えた。
呼ばれるままにいろいろな場所へと赴いて、心が向かう方へただただ歩いて行った。
来月もこんな感じでいろいろな場所に出かけることが増えそうだ。
たくさんの人に「おいで」と言ってもらえるのは嬉しい。
もっともっといろいろな場所で、季節を感じて過ごしていけらたと思う。
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