アメリカでは、ファーウェイに対抗して楽天の5Gを取り入れようとしている

アメリカでは、ファーウェイに対抗して楽天の5Gを取り入れようとしている話し。


こないだ5Gを宣伝している渋谷のスマホのお店に行って、「アメリカではファーウェイの5Gは禁じていて、ファーウェイと契約を結んだ国にもプレシャーをかけるとニュースで言っていますが、そちらのAUやソフトバンクはどちらの5Gのシステムを使う予定でしょうか?」と聞いてみた。店員さんはAUやソフトバンクから出ている様々な書類でも、どちらが作ったシステムかは書かれていなく、その情報は発表されないようになっていると語った。この英国人が語るニュース映像を見ると、政治の裏にある経済のつながりについて考えさせられる。


アメリカでは楽天(Rakuten)の5Gシステムを取り入れる予定らしい。(この映像の9分50秒。)なぜアメリカ・ファーストというスローガンで動いているアメリカ政府が楽天の5Gシステムにしようとしているかというと、楽天の株は米国がだいぶ持っているからアメリカの会社として認められるということをこの映像でも語っている。同じことは「日本」の他の会社にも言える。ソ連との冷戦が終わって、日本のバブルが崩壊した1990年代の前半まで日本は愉出で「経済大国」として見られていた。冷戦の終わる頃には、ジャパン・バッシングが欧米で行われいた。そして、「日本」の会社の運営の仕方が変わった。今、アメリカで作られているToyotaやHondaはテキサスやコロラドで工場があって、アメリカ人が運営していて、アメリカの労働者やロボットを使って、アメリカのマーケットに売られている。その名前のブランドが価値があるので、日本にはパーセントを支払って成り立ている。1980年代ではフェンダー・ジャパンのギターを買うと、フェンダーというブランド名に価値があるため、表面的なデザインとPUマイク以外は日本で作られていた状況と似ている。


アメリカと「日本」の会社は切ろうとして切れない関係になっている。2年くらい前に、ファーウェイとサムソンが5Gの発達をどんどん進めているというニュースが出た後に、日本政府がサムソンにとって必要な部品の愉出を制限したニュースが発表されて、日韓関係が悪化した。しかし、この制限を一番して欲しかったのは、アメリカ政府のように見える。5Gの発達にブレーキをかけたかったからだ。なぜ、日本政府がそのような行動に出たかと見ると、アメリカは韓国を北朝鮮から守る同盟国になっている。前から関係があまり良くなかった日本にやらせるという影の話があったように見える。


上記の日韓関係が悪化した話の裏は個人的な分析だが、ニュースを見ているとそのように見える。日本の多くのミュージシャン達は、日本の政治家の批判ばかりをSNSなどに載せているが、英語能力も弱く、海外情報も見ていないので非現実的な分析をしているように僕には見える。5Gや日本の企業についても、アメリカの企業とは切らない経済関係にあるために、日本の政治家の発言の多くはそれを心構えた上で語っている。政治家が変わったとしても、同じ経済のつながりがあるので、あまり大きな変化はできない。むしろ、独立国ではないと多くの人が認めた方が良い気がする。日本にとって悪い状況の一つはプエルト・リコとアメリカの関係のようになってしまうことだ。プエルト・リコはアメリカ領土で完全にアメリカに支配されているにもかかわらず、人口の多くの人たちは英語能力がなく、そのため、権利を主張することが難しい。アメリカ選挙にかかわることも出来ない。英語が理解するというのは、世界の政治状況の理解度が増えて自分の権利の主張できるということとつながる。アメリカでさえも、ウェスト・ヴァージニア州のトランプの支持者の多くはアメリカ人なのに、英語の読み書きが出来ない(分盲)とよくニュースで言われている。だから騙されやすいと見られている。
最近では、アメリカと中国の間に新しい冷戦の状況が出来ている。しかし、両方ともに少し似ている国内問題が出ているように見える。中国では香港の人口の大部分がかかわった反共産党のプロテスト、新型コロナウィルスや大洪水の対応の仕方についての国内での不満など。アメリカでは、人種主義に対するプロテストやトランプを支持する白人労働者階級と教育を受けている階級の分裂。


アメリカの方が、反対意見を制限が少なく言えるために実際の状況が分かりやすい。中国では反対意見をSNSに書いたりスマホに入れると警察が来て、刑務所に入れられる可能性があるので、反政府の人たちや香港や台湾の人たちから伝わってくる。


日本は、北朝鮮の次にアジアでは英語能力が弱く、孤立していると何年も前から書かれている。しかし、北朝鮮や中国と違って、共産党などが情報を制限しているのではない。自分たちで自分の情報を制限しているのだ。日本ニュースを見ても、英国や米国の重要なニュースが伝わって来ない。伝わって来ないと近年のような日韓関係の悪化が5Gについての日米の政治家の裏の話し合いから来ていても、それを分析できる人々が少なかったりする。
ジャレッド・ダイアモンドの2019年の本「危機と人類」はビル・ゲイツもユヴァル・ア・ハラリも絶賛した。最後の4章は日本、アメリカ、そして世界の未来について書いている。日本が含まれているのは、彼には日本人の親戚がいるからだ。


こちらに日本語でのインタビューが読めます。
https://www.catapultsuplex.com/entry/upheaval


この本では、日本は沈むか生き残ることが出来るかというところに今来ていると書いている。なぜかというと世界に対して非現実的になっているからだ。過去の歴史を見て、未だに自分たちは優れていると傲慢な態度をしているように見えている。しかも、それが多くの人口にも見えていない。それは伝わってくるニュースが制限されたものかデマを含んだフェイクニュースが多いからだ。歴史の教科書にも問題がありそうだ。ジャレッド・ダイアモンドのインタビューのタイトルは「日本にいま必要なのは自己憐憫を止めて冷静に分析する勇気|"Upheaval" by Jared Diamond」。この本の分析には、賛成できる。


https://www.youtube.com/watch?v=5Kp_z5JJeeg
The BATTLE for 5G | Is There an Alternative to HUAWEI? - VisualPolitik EN

https://www.youtube.com/watch?v=5Kp_z5JJeeg
------------------------

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?