諏訪大社記録① 〜タケミナカタってどんな神なんだろう?〜
8~10月までは長野県木曽町で蕎麦屋をやっています。
お盆期間中はスタッフが去年より少ないこともあり、朝から晩まで大忙し。
・朝起きたら朝ごはんを作り(女将さんの分も作る)
・蕎麦屋の準備で大量のネギを切ったり、大根おろしを作ったり、とうもろこしを茹でまくったり…
・営業中は100人くらいにそばを提供するために走り回り
・昼ごはんを作り(スタッフ分も作る)
・大量の皿を洗って
・店内・厨房を掃除して
・自分の部屋やお風呂の掃除して
・洗濯して
・そばつゆを作り
・夜ご飯を作る(女将さんの分も作る)
そしてあっという間に寝る時間💦
これが数日続き…
「あ〜、疲れた💦、この努力を誰か評価してくれるだろうか…。そんなのどーでもいいや、食べるのも面倒…。もう眠いし…。」
そんな中、蕎麦屋の廊下をモップがけしていたら、飾ってあった諏訪大社の法被(はっぴ)が目に止まった。
法被(はっぴ)を見ながら色々考え始めた。
諏訪大社の御祭神のタケミナカタは古事記では負けた神として書かれているけど、多分一番強かったのではないだろうか。
国譲りの戦いでタケミナカタに勝ったとされるタケミカヅチは戸隠神社の御祭神だが、去年戸隠神社に行った時、「あれ?パワースポットと言われる割には何も感じないな」と印象だった。
戸隠に行って感じたことは「戸隠はガンコオヤジ」。戸隠山を見たり、戸隠古道を歩いてそのように感じた。これはあくまで私が感じた事で、相変わらず戸隠は人気だと思うが…。
話は戻り、諏訪大社は諏訪湖を囲むように4社で成り立っている。
偉大だ。
戸隠より水のパワーを感じるし、龍の存在を感じる。
そして強い神じゃなきゃ御柱祭のような力を示すような祭りが続くはずがない。
私が以前働いていた荒川区のデイサービスに通うおばあちゃん達も「お諏訪様」と言って慕っていた。全国から慕われるお諏訪様が「負けた神」として書かれるのは理由があったに違いない(私の勝手な推測)
本当はみんな知っていたのではないだろうか。
本当に強かったのは、お諏訪様だったということを。
あまりに強かったから負けた神として古事記に記し、諏訪という場所から出られないように封印したことを。
もしそうならばタケミナカタという神様は、実力があって頑張ったのに、評価されなかった神かもしれない。
一般人の私は蕎麦屋で疲れ果てて、「もう、眠いしどーでもいいや」となってしまったけど、タケミナカタは「負けた神」としてみんなに認識されてどんなふうに思っているんだろう?と急に気になり始めた。
一度気になると、あれこれ調べたくなるのが私の性格。
今度関東に戻るときに諏訪大社に立ち寄ろうと決意した。
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